お久しぶりの(゚Д゚)@謎です。
そして、超久しぶりに宝塚を見てきました。
え、本公演最後に見たの去年の1月!?わお。後はほとんどライブビューイングで見てるだけですね。
さて、お久しぶりの日比谷・東京宝塚。
この1年ぐらいで界隈が激変しまして、なんだか慣れませんね。
できる限りエスカレーターを使いたいので、新しくなったミッドタウン日比谷のおかげでエスカレーターで地上に上がるルートが出来たのは喜ばしいのですが…
どうやって行くの(´・ω・`)
友達との待ち合わせ時間ぎりぎりだったので探す時間もなく、結局昔使っていた日生劇場近くの出口から出ると言うていたらく。
無事、友達と合流して見てまいりました、『夢現無双 -吉川英治原作「宮本武蔵」より-』『クルンテープ 天使の都』。
今回、私が結構気に入っている美弥るりかさんと、友達が応援している玲実くれあさんの退団公演です。
いや~、この始まり前の舞台美術、これだけでワクワクします。これ見るの好きです。この一目でこれから始まる世界観を現してるのは、ほんと素晴らしい。
で、夢現無双ですが。
う~ん。
話が良くわからない。頭に入ってこなくて1時間半が長く感じてしまいました。言いたいこと、見せたいものが何なのか私はくみ取れなかった。
事前に友達から「心の声が多すぎ案件」と聞き、それに対して「心の声やナレーションが多いのは駄作の特徴じゃん」と答えたのですが…まさしくその通り…うむ。
そういう公演は得てして生徒の演技力や輝きが目に良く入ってきます。
宮本武蔵という人物像に体格の優れた珠城りょうさんはぴったりだと思います。沢庵和尚の光月るうさんは存在感や渋みがいい塩梅に出ていて、いい役者さんになったなぁと感動しました。
もう一人、素晴らしかったのは海乃美月さんの吉野大夫!
これは本当に素晴らしかった。廓言葉も美しく、男と女の戦場で戦ってきた誇りの高さと美しさ。オペラグラスでお顔を見る前から「美しい」とため息をつきたくなるような所作と声。もちろん、お顔を見ればさらに美しい。
花魁の役として完璧でしたね。
ほか、美弥さんファンからは出番が少ないとの声があるようですが、私にはそれほどそうは感じなかったのは美弥様の存在感と輝きと妖艶な美が鮮烈で印象に強く残ったからでしょう。なんとも美しく強い佐々木小次郎でした。
そして、月城かなとさんが休演したことで、代役として武蔵の幼なじみの又八を風間柚乃さんが演じていましたが、なかなかどうして素晴らしい出来でした。千秋楽前で慣れてきたのもあるのでしょうけど、役をちゃんと自分の物にしてましたね。
そして!武蔵の母・政役がくれあちゃんだったのですが。
舞台中央からせり上がってきた!!
瞬間、(゚Д゚)@謎の涙腺崩壊。
だって、普通中央にいる人たち以外の生徒さんが真ん中からせり上がりなんて、そうそう無いですもん。
頭で何かを理解する間もなく反射で泣いた。
これ書いてても泣ける。
ご祝儀場面を貰えるだけ、彼女はいい仕事をしてきたのだと言う事なのだと思うので。
で、つづきましては『クルンテープ 天使の都』。
(゚Д゚)@謎大好きファンタジスタ藤井先生の作・演出なので、ワクワクしながら開演を待ちました。
期待を裏切らないショーで(゚Д゚)@謎大満足です。
色彩の美しさ。ややもすれば下品になりがちなゴールドを上品に見せる色彩設計と演出。タイをモチーフに繰り広げられるエキゾチックなショーはどこか気品も感じられて、美しい。
くれあちゃんも見せ場が多くてうれしかったな。
あと、珠城さんと美弥さんの二人でのダンス場面は素敵が過ぎ過ぎて泣けました。大きく包容力のある珠城さんに美しく艶のある美弥さんのケミストリーが本当に美しかったです。
そして、友達に「あれだれ!?」と聞いたのが、男とも女ともとれるシンガー。男の声と女の声の両方で歌うんですが、それがどっちも上手でビックリ!答えは輝月ゆうまさんでした。宇宙人の人か!(BADDYのときね)
いや、もう、「宝塚を見た!」って感じで楽しかったです。
生徒がキラキラしてるショーっていいですよね。
というわけで、約1年半ぶりの生本公演。いい意味悪い意味でも「宝塚をみた!」でした。いやね、駄作だろうが何だろうが宝塚ってオリジナル(原作付きだとしても)で二本立てでないと。たまに海外ミュージカルもいいけどさ。