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宝塚あれこれ 【男役と娘役】

 宝塚は女性だけの劇団ですので、男性の役も女性がやります。それが最大の特徴ともいえますね。

 男性の役をやる生徒を「男役」といい、女性の役をやる生徒を「娘役」「女役」といいます。

 さて、この男役と娘役を分ける基準で明確な物は「身長」です。

 おおむね165センチを境に、それより低いと娘役、高いと男役となります。もちろん、ボーダーラインすれすれの生徒は、その生徒の性格や向き不向きなどで165センチより若干低くても男役であったり、若干高くても娘役であったりします。

 そう、どんなに男役になりたくても身長が低いとなれないし、どんなに娘役になりたくても明らかに長身であればなれないのです。

 男役か娘役かは宝塚音楽学校入校時に身長からある程度決まっていますが、はっきりと決めるのは本科(入校2年目)になってからです。(背が伸びるしね)

 なので、予科の頃はおさげ髪だったのが男役に転向したためにショートになる、なんて生徒もいます。

 音楽学校のころは娘役→男役という現象がみられますが、劇団に入団してからは男役→娘役への転向が多いです。ごく稀に娘役→男役もあるそうですが、これは本当に入団後ではまずありません。

 宝塚ではやはり男役の方へファンが多くつきますが、娘役のファンも割といたりします。

 男役だけでは宝塚は成り立ちません。男役を引き立てる娘役の存在があってこそのきらびやかさ、華やかさ。引き立てる娘役自身も男役に負けない華が無くてはならないのです。

 男役だけではなく、娘役だけでもなく、双方の良さに目を向けていただければうれしいな、とファンの端くれは思います。

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2008/4/30記載

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