面白いことに、「宝塚が好きです」と言うと宝塚自体は知っているのに、「どこでやってるの?」と質問されることが多いんですよね。特に関東は馴染みがないせいか、宝塚が地名だと言うことすらご存じない方もいらっしゃいます。さすがに関西人には分かっているお話ですが[E:coldsweats01]
いつでも見られる常設の劇場は2つ
この他に宝塚の公演としては全国ツアーなるものがあり、全国津々浦々のホールで行うものがあります。
全く宝塚を見たことがない人は、上記の公演をご覧になることをお勧めします。これがおおむね宝塚の基本となる公演なので。(他に若手主体のバウホール公演などあります)
劇場へのアクセスなどについては宝塚の公式サイトを参考にして下さい。
宝塚歌劇劇場案内(http://kageki.hankyu.co.jp/theater/index.html)
さて、ここまでは公式サイトを見れば分かる話。主要劇場についてお話ししてみようかと。
劇場名をよーく見てみて下さい。そう、宝塚「大」劇場と東京宝塚劇場となっていて東京は「大」の字がつきません。
この差は公式に劇団が示したものを私は見たことがありませんが、両方の劇場へ行ってみるとすぐによく分かります。
客席数からしても、宝塚大劇場は2550席に対して東京は2069席と481席の差があります。
さらには宝塚大劇場は劇場の他のおみやげ物屋や飲食店も敷地内にあり、ちょっとしたレジャー施設になっています。対して東京は必要最小限の売店とキャトルレーヴを備えており、劇場内のフロアも宝塚大劇場は贅沢に使っているのに対して東京はそれよりも狭くなります。
そんなわけで、本拠地・宝塚の劇場に「大」がつく理由が何となく分かるのです。
ちなみに、ファンの間では宝塚大劇場を「大劇」、東京宝塚劇場を「東宝」と略して呼びます。もっとコアなファンになると本拠地・宝塚大劇場周辺をも含めて「ムラ」ともいいます。
東京でも宝塚は見られますが、一生に1度はやはり本拠地・宝塚へ行ってみて欲しいな、と私は思います。
なぜなら、宝塚駅から花のみちを通って大劇へ至るその道からして既に夢の世界なんです。周辺全てが「宝塚」なんですね。
東京は有楽町という都心の中にあって、観劇帰りに友人とお食事したりショッピングしたりするにはとても便利なところですが、「夢の世界・宝塚」は劇場の中にしかない寂しさがあります。
関西の宝塚ファンの多くが口にするのは、
「阪急電車に乗ったところから夢の世界が始まる」
と言う台詞。私も同感。
ただ、どうしても梅田や新大阪から行くとJRの方が早いんですよね。それで、時間ギリギリで言ってしまう私はJRを利用するのですが、時間にゆとりを持ってゆったりと阪急電車の趣のある車両に揺られてゆくのが1番だと思います。