謎のブログ

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宝塚あれこれ 【生徒】

 宝塚では、役者のことを「生徒」と呼びます。別名、「タカラジェンヌ」ともいいます。

 はい、齢40歳を例え超えようと宝塚歌劇団に所属する役者は全て「生徒」です。(3名劇団理事がおりますが)

 宝塚の役者・・・もとい、生徒の組織についてですが、宝塚歌劇団に入るには宝塚音楽学校を卒業していなくてはいけない決まりがあります。そこで、学校から通して学科を説明しますと、

宝塚音楽学校 予科(1年間)・本科(1年間)

宝塚歌劇団 研究科・専科

となります。そして、研究科の生徒が花・月・雪・星・宙の5組に別れていると言う仕組みになっています。

 専科は主に研究科では賄えない、年季の入った芸の役をその時々の各組公演に応じて演じることとなります。いわばプロフェッショナル集団ですが、それでも「生徒」です(笑)

  ちなみに、宝塚歌劇団には定年があり、60歳だとか。

 しかし、最近はそのせいで芝居を締めたり、味のある歌手のお姉様方が退団されたりするという弊害を生んでいる感が無くもない。

 ちなみに、タカラジェンヌはフェアリーw なので年齢は公表されません。主演男役の退団はニュースになるのでそのときに年齢がはじめて公表されたりします(苦笑)。

 それから、研7までは阪急電鉄の社員扱いで、その後劇団との個人契約に雇用形態が変わるのだそうです。それでも「生徒」・・・w

 なぜ「生徒」なのかは諸説あり、ウィキペディアhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9D%E5%A1%9A%E6%AD%8C%E5%8A%87%E5%9B%A3)には

宝塚歌劇が発足当初、劇団員が「芸者や舞妓のようなもの」と揶揄されたことに、小林一三が怒り「宝塚歌劇は良家の子女に高等なる音楽教育を施した「生徒」によってなされるものである」といったことに由来する。

とあります。

 が、私の怪しい記憶だと、発足当時、演劇をやるときに役者一人頭いくら、と言う税金を取っていたため、一計を案じて「うちは役者ではなく『生徒』がやっているのです」と言い抜けたと言う話しもどこかで見たんですよね・・・。ただ、これは該当の文献を思い出せないので怪しい説だと思っておいて下さい。

 そんなこんなで、劇団を辞めることを退団ともいいますが、「生徒」ですので『卒業』と言う言い方もします。

 宝塚を辞めて、各方面へ巣立って活躍している卒業生をみると、ある意味「宝塚歌劇団」というのは生徒個人個人にとっては、一種の学校のような物なのかもしれません。

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