さて、持ち物は分かったけど・・・何着ていけばいいの?
迷いますね。なんて言っても「観劇」ですからね。
答えから言いますと、宝塚に限らず日本のミュージカル・演劇界はちょっと街へお出かけする程度の服装で十分です。一度、海外招致のオペラも見に行きましたが、過度にドレスアップしている人の方が少ないくらいでした。
私なんか、冬はGパンにセーターで行くこともありますよ。あまりカジュアルすぎるのもどうかと思うので、ある程度は気にしますけどね。本当に普通のお出かけ着で全然平気です。
宝塚に限って言えば、宝塚大劇場は割とカジュアルな感じの方も多い印象ですね。東京の方は、銀座・有楽町にあるせいかちょっとオシャレをして、そのまま銀ブラをしそうな方が多い印象です。
一回、東京であまりに普段着に近い格好をして恥ずかしい思いをしたことがあります。大劇場だと平気なレベルだったんですけど。いやあ、TPOは大切ですね~。
服装で注意して貰いたい点がいくつか。
まず、そんなに気張らなくてもいい服装ですが、服装というか身だしなみですけど何日もお風呂に入っていないとか、身だしなみに全く気を配らないとかそういうのは止めて下さい。信じられないかも知れませんが、ごく稀にいらっしゃるそうです。臭いが・・・みたいな迷惑をおかけになる方がいらっしゃるとか・・・。
あと、匂い系でいえば過度の香水も周囲の迷惑になるのでお気を付け遊ばせ。
それから、もう流行は廃れたようですが、ちょっと前にはやったシニヨンを頭のてっぺんに持ってくる髪型。これも止めて下さい。後の人の視界に入って、銀橋(オーケストラピットを囲むように張り出した通路状の舞台)や舞台が見えなくなります。
日本髪も同じです。とりあえず、身長を高くするような髪型は止めましょう。
意外なところでは、着物。
もちろん、着ていくのはかまいませんが、帯を直せる自信のある方だけお召しになって下さい。
なぜかというと、帯が潰れるのを恐れて前のめりになると、後の人の視界に頭が入って銀橋が見えなくなるのです。前のめりになることは、着物を着ていなくても厳禁事項です。
なので、帯枕の分背中が浮くのは仕方がないとしても、背中を極力着けて観劇し、後で崩れた帯をさっと直せる方でないとお勧めいたしません。
そんな関係で、割と和装は後方の観劇者には嫌われる傾向があるようです。
後方に迷惑をかけず、美しい所作着こなしが出来る着物上級者には、和装はお勧めです。せっかくの機会ですからね。
とまあ、色々書きましたが、せっかく夢を観に行くのですから、普段よりちょっぴりオシャレをして夢の国に行くのがおすすめかな、と思います。
まー、回数行くようになるとオシャレばっかりもしてられないので段々崩れて行っちゃいますけど(笑)
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08/3/24記載