マイケル・ジャクソンが亡くなった。
朝の出勤前の段階では、まだ不確かな情報でしかなかったのが、帰って来た時にはお兄さんの公式発表があって、その死が確定的なものとなっていた。
特にマイコーのファンというわけではない。
けれど、10代の頃によく耳にした曲が多く、思い出深いのは高校の体育の時の授業でダンスを踊るのに、「Black Or White」を使ったことだ。なんてカッコイイ曲なんだろうと思い、記憶に残った。
その「Black Or White」が聴きたくてiPodを漁ったら、アルバム「INVINCIBLE」が1枚入っているきりだった。
iPodで曲を聴く時はヘッドフォン型のイヤフォンを使っているが、髪型が崩れるので長く使っていなかったiPod付属のイヤフォンを朝っぱらから探して引っ張り出した。
そして、普段滅多と使わないiPodを持ち出して出勤の時にそのアルバムを聴いた。
それでもやっぱり気が済まなくて、会社帰りにTSUTAYAに寄った。会員じゃないから入会してベストアルバムと何となく手に取った「Dangerous」を借りた。
本当に、特別大ファンというわけではない。
なのに、夕方テレビのニュースを見ていたら、自然に涙が出てきた。
最近涙もろいからね。
多分きっとそうだ。
いつかマイコーを生で見られたら、とは思っていた。けれど、報道される度に酷い顔と不健康そうになっていくのを見て、それは無理だなとは気持ちのどこかで思っていた。
最近、世界ツアーを行うと聞いた時も半信半疑だった。
もっともまあ、来日したところでチケットが手にはいるわけがないのだが。
もう二度とそのステージを見ることは叶わないのだなぁ。
マイコーを探して、今日は彼の曲を聴こう。
彼の冥福を祈りながら、彼の曲に耳を傾けよう。