昨日のブログ記事で書きましたリード姉弟。
彼女たちの場合は、二重国籍だからオリンピック出場目的の移籍である川口選手とは事情が違うのではないか?というコメントを頂きました。
いいえ、違いません。同じです。
なぜなら、彼女らが日本で活躍することになったのは、コーチが移籍を勧めたからです。おそらく、日本の選手層が薄いから勧めたのだと言われています。
アメリカ生まれのアメリカ育ち。コーチに勧められるまではアメリカの選手として活躍していたのに、選手層が薄いからと移籍したのは代表権目的、ひいては将来的には日本代表としての出場目的でしょう?
コーチが勧めなければアメリカの国籍を選択し、アメリカ代表を目指していたかもしれません。だって、生まれも育ちもアメリカなんだもの。日本が大好きで日本国籍を選んだわけじゃなさそうだし。
ちなみに、姉が日本国籍で弟はまだ国籍選択期限が来ていないので日米両方の国籍を持っているそうです。そして、妹は何故かアイスダンスペア・グルジア代表だったりします。なんだかグローバルな姉弟妹です。
そーいや、両親日本人の女子シングルフィギュア・アメリカ代表、長洲未来選手もいますね(o^-^o)
日本のフィギュアの協会が、日本への移籍を打診したこともあるそうで。
でも、彼女なら日本代表でも受け入れられるかな。
なんでかって?顔が日本人だから?いやいや、顔が何人だって構いませんよ。
だって、彼女は日本語のインタビューに不自由なく日本語で答えるから!!
やー、やっぱり言語ってのは同じ言語を話す人を「同じ国の人[E:heart01]」と認識する重要な要素だと思うんですよね。
川口選手もロシア語が堪能だそうですし、やはりその国の代表というからにはその国の言葉をしゃべって欲しいわけです。
リード姉弟は・・・まだ不自由のようで。その辺がやっぱり「う~ん」と思ってしまう要因のひとつなのかもしれません。
でも、ネットをさらったら「日本語しゃべれないのになんで日本代表?」なんて言われていた過去の書き込みがありましたから、片言でも話せる今を思うと日本語の勉強も頑張っているんだなぁ、と思います。
それに、民族性を全面に出した演技のために、日本舞踊の師匠について徹底的に所作を訓練したらしいじゃないですか。(去年のNHK杯の時の話)
しかもですよ、今回のオリンピックで「民族舞踏」と言うお題に、いくつかの国が自国の民族とはかけ離れた民族の衣装と踊りをチョイスする中で、けして踊りやすいとは言えない日本の衣装を選んだことが嬉しかったです。
まあ、最初は「また間違った日本観がぁあああ!!!」と正直思いましたけどね(爆)
でも、きっと彼女らなりの日本代表としての誇りをもって、わざわざ踊りにくい衣装でも日本の衣装を選んだのでしょう。ましてや、日本の舞踏を西洋のアイスダンスに取り入れるのはもの凄く大変だったんじゃないかと。
なんにせよ、姉が22歳だし次のオリンピックだって狙えるでしょう。
それまでに日本語勉強して、メダルも狙えるぐらいになって次も日本代表としてがんばってほしいですね。
弟はアメリカ国籍選択してペアが変わる可能性もあるかも知れないけどね・・・。ま、そんときゃそん時だ(笑)