部屋が綺麗でないと出来ないハズの写経を「当社比の綺麗さ」で誤魔化して写経にチャレンジしてしまいましたよ(笑)
お手軽写経キットが売っているご時世。気軽にやっても良いんじゃない!?と思ってやってみました。
んで、写経自体もそうそう簡単な物ではなく、思い描いたような写経にはほど遠い状況だったのですが、書き終わった後に大きな問題にぶち当たりました。
そう・・・
書いた後の用紙はどうすんのよ
てなわけですよ。
写経は一文字一文字心を込めて仏の教えを書き写したもの。そこには仏の心が宿っていると言っても良いので、ぞんざいには扱えないのです。
じゃあどうするかというと「納経」といって寺に納めるのが主流のやり方だそうです。
で、この納経なんですがネットでお寺を探しても「写経体験」「写経の会」などで納経料込みの値段でしか表示されていないところが多く、はたして写経キットで書いたような写経(その寺で推奨していない用紙・お経で書いた物)でも受付てくれんのかが良く分からない。
寺によっては専用用紙を有料配布しているところもあるので、その辺本当になぞ。
さらに、納経すると「納経帳」に朱印を押してもらうんだそうです。
そう・・・どうやら今の納経システムというのはお遍路さん(四国八十八ヶ所巡りとか)がお参りをしてお経を納めるところから来ているようなのですよ。お経を収めるのだから、読むだけでも良いし、写経でもいいわけ。だもんで、写経を携えて巡ってらっしゃる方もいると。
じゃあ、それって一ヶ所の寺が納経帳にずら~ってのはかっこ悪い???
さらに頭が痛いのは納経料。
一巻(枚)300円~3000円までお寺によって差があるのだ。
そう、1枚あたりお金を取られる。
精神修養のためにと思ってやろうとしている場合、10枚とか20枚とか普通に書き上がりかねないわけで。そうすると全部寺に納めたら概ね10枚一万円。
( ゚д゚)ポカーン
ちなみに、四国の霊場など地方は三百円ほどのところが多く、都心部は1000円以上のところが多いようです。
お金をかけたくない場合は、どうやら燃やして土に返す方法もあるようなんですが・・・
マンション暮らしなのにどこで燃やせと!?
この東京でどこの土に返せと!?
щ(゚Д゚щ)オオオオオオオオオオ!!!!
既にこのあたりで始めたことを大後悔しつつ・・・。
正直、やはり写経も満足のいく物を書き上げるには修練が必要です。
ただなぞるだけだから簡単そうですが、書体が旧字体なのでいきなり書き出してもそのお経をよく知っていないと何を書いているのか全くわかりません。
とは言っても、書いた後の用紙の問題を考えるとお手軽に写経体験したい方は、お寺でやっている写経体験のイベントなどで納経料こみの費用を払ってやることをお薦めします。
とりあえず、旧字体がわからないので旧字体の般若心経練習帳(練習の終わった本は監修した坊さんの寺へ郵送納経可能)なんぞも買ってみましたよ。
東京に「御府内八十八ヶ所巡り」という物があるので、それにチャレンジしても良いかな、と。暇があればなー。(多分無理だな)
さ、風呂入って身を清めてから練習帳で練習するか・・・・。