とりあえず、最近読んだ坊主本2本。
ボクは坊さん。 著者:白川密成 |
出版以来結構話題になった本ですね。
高野山真言宗のお坊さん。もっというと四国八十八ヶ所霊場 第57番札所 栄福寺のご住職です。まだ30代の若いお坊様。24歳でお寺を継いだとのことで、若さから来るのかご本人の性格なのか、非常に真面目に熱心に「住職家業」に取り組む姿に好感が持てます。
全体的に好印象の本ですが、やはり所々理解しづらいところが(苦笑)
ご本人は一生懸命筆舌を尽くしておられるのですが・・・ごめんね、わからんわ。
ただ、そう言うところを抜きにしても「お坊さんも人間なんだなぁ」と思ったり、坊さんならではの面白エピソードもあって面白いです。
それと同時に、「あー、葬式して貰えるならこういうお坊さんに執り行って欲しいな」と思うぐらい、真摯に死というものを見つめ、故人のことを深く考えて戒名を考えたりする姿は涙がでます。
こういうお坊さんばかりだと、日本の仏教も捨てたもんじゃないと思えるんだけどねぇ。
さて、友人から紹介のあったマンガです。
気負い無く、気楽に読めます。
主人公は筆者の兄。臨済宗のお寺の住職さん。
臨済宗・・・それは禅宗の一種。故に修行は厳しい。臨済宗は座禅などの修行の他に仏教問答もやるので頭にも厳しい。
そんな臨済宗のお坊さんになるべく修行に旅立った兄の涙と笑いの修行の日々です。
厳しい修行にビックリしつつ、そんな厳しさの中にある先輩僧侶の優しさやおちゃめないたずらに心が和みます。
そしてなにより、えらいなぁと思うのは主人公のお兄さんですね。
他に女の子がいるんだから、その子に跡取り(婿養子を取ってもらう)を押しつけてしまう事も出来るはずなのに、それをしないで黙々と修行に行った上に、妹にマンガのネタを提供する優しさが泣かせます(゚m゚*)
しかもちゃんとお嫁ちゃん娶ってるぜ!!
寺の嫁ってなり手いないんじゃないかなぁ・・・。大変そうだもんね。
気楽に読めてホロリとしたり、笑ったりとなかなか良いマンガですね。
お薦めです。
そんなわけでアデュ~。