宝塚で田中芳樹著「銀河英雄伝説」が舞台化されると言う事で、宝塚クラスタのお嬢様方にあらせられてはとても気になっていらっしゃることと思います。
ところが、この小説、未来大河小説といいますか、長編歴史小説宇宙編といいますか、もともとSF小説にカテゴライズするのですが本当は三国志とか太平記とかああいうカテゴリーのイメージでいたほうが正解です。
だもんで、話は政治や戦術戦略、経済が大筋になってくるし、出てくる登場人物もものすごい数だったりします。
予習と称して原作を読むのは厳しいかもしれません。
漫画やアニメもありますが、けっこうこっちも長かったような…。
一番おすすめはやはりウィキペディア。
ところがこのウィキペディアも情報量が膨大で読む気を無くす方もおられるかもしれません。
そんなわけで、(゚Д゚)@謎主観による超簡単な解説をば。
あ、主要人物はとりあえずウィキペディアの
のページに出てくる人物を押さえれば概ね大丈夫ではないかと。ただ、これだと女性の数が少ないので、追加すると
銀河帝国軍
- エヴァンゼリン ミッターマイヤーの嫁
自由同盟軍
- オルタンス・ミルベール キャゼルヌの嫁
- シャルロット・フィリス キャゼルヌ家長女
- キャゼルヌ家次女
- カーテローゼ・フォン・クロイツェル シェーンコップの娘、ユリアンの恋人になる女性
このあたりですかね?とにかく女性は少ないです。
さて、超簡単なあらすじ。
銀河系の中に、「銀河帝国」という専制君主制の勢力と「自由惑星同盟」という民主共和主義の勢力がございました。これとは別に、堺の商人のような自治領として帝国内に「フェザーン」という経済特化された勢力もありますが、話がややこしくなるのでフェザーンは名前だけ覚えておけばよろしいかと。
さて、通称「帝国」と「同盟」。この二つは当然いがみ合い、150年というバカ長い期間戦争状態が続いているのでありました。
そんな中、同時代に両勢力に二人の英雄が現れます。
帝国軍にはラインハルト・フォン・ミューゼル。
同盟軍にはヤン・ウェンリー。
ラインハルトは、大好きなお姉ちゃんアンネローゼが無理やり皇帝の手籠めにされて、皇帝を恨み、打倒皇帝を目指す。軍人としての力を持ち大きくするために、同盟制圧に軍事的天才の力を発揮してゆくのでした。
ヤンは歴史が大好きで歴史を学ぶために士官学校に入ったという、まったく軍人に向かない御仁。ところが、その歴史好きが高じてか戦略戦術に明るく劣勢の状態でも負けないため、数々の功績をあげちゃうのです。人目につかないところで細々と平凡な暮らしがしたい思惑とは裏腹に「ミラクル・ヤン」として同盟の英雄に祭り上げられるのでした。一貫して文民統制を守り抜いたため、ラインハルトのように勢力の権力を握ることなく一介の軍人に徹し、君主制の帝国に潰されずに民主主義を温存することに腐心。
常勝のラインハルト
不敗のヤン
と呼ばれるのですが、これは似たような意味でありながら微妙に違う、実に二人のことをよくあらわした呼び方でもあります。
はたして、銀河帝国軍が銀河を統一するのか、はたまた同盟軍が民主主義を銀河に取り戻すのか?歴史は二人の英雄によってひとまずの決着が付くのでありました。
というのが超簡単なあらすじですかね。
続いて、大まかなヴィジュアルイメージ。
帝国軍
人の名前、兵器名などドイツ語圏のものを使用。
軍服は黒に金モールや銀モールの飾りがついた昔の西洋風の物。
建物などあらゆる面においてヨーロッパの王侯貴族的なものをイメージするとわかりやすい。
同盟軍
アメリカ。あらゆる面においてアメリカ。人の名前も東洋系からヨーロッパ系からアフリカ系まで様々。兵器などの名前も英語圏。
軍服はベレー帽に革ジャン(?)にスラックスといったラフなスタイル。
生活様式はほぼ現代の感覚に近い。(SFなので未来的な機械が入ってはいる)
ひとまず、今日はこんなところでさようなら、ごきげんよう。
最低これだけ押さえておけばよろしいのではないかと。