名古屋おもてなし武将隊の演武を見た後、どうするか悩んだんですが時間的に2回見ると帰りが遅くなるので断念。
大須観音、テレビ塔、いろいろあるわけですが、ネットを見ながら私の心をつかんだのは
でした。大名道具を展示してるとか。場所も名古屋城からメーグルで次のバス停なのでいいかな、と。
で、メーグル乗ったんですけど・・・
次のバス停まで遠くないか!?
そんなこんなで連れてこられた綺麗な風情あるいー感じの徳川園と美術館。
ご飯食べてないから軽くここで食べたかったし、時間もあまりないので美術館のみ見ました。
そして失敗。
展示物の工芸品の細工の凄さにじっくり見てしまい、ご飯どころではなくなったのです。
今まで色々大名の道具類は博物館などで見てきていますが、分家と言えどやはり尾張徳川家、半端ない。保存状態もいい。私が見てきた中で一番凄かった。
ちょうど、ケータイ美術という特別展をやっていたのですが、要するにはポケットサイズの道具やピクニック用品ですな。
なので、全体的に小さいものなんですが、これがもう小さいのに繊細な細工がしてあって美しい。
ピクニック道具もご飯を入れる入れ物とお酒や飲み物を入れた徳利を収納して一つの箱にして持ち運びしやすくしている、その工夫がすごい。
女性は毛抜きとか裁縫道具とか化粧道具とかひとまとめにして懐中に持ってるわけですが、その小ささ!!現代のそれらの方がよっぽど大きいです。ああ、この小ささならハンドバッグでお出かけできるのに・・・無理だ私にはガジェット(電子機器)多すぎる!!!(女じゃないな)
いやあ、もう、日本の職人の凄さは伝統ですな。昔っからこんな美しくかつ、機能的な製品を作ってきたんだから、そりゃ「ものづくり」とかいう言葉が出てきても不思議じゃないです。
美術のなかでも工芸品に興味のある方は一度みてくださいませ。
感動したのはお姫様の籠。
現物が展示されてります。超美麗。そして見た目よりも軽くできていると言うところで感動。
お姫様を守るために剛性を高めれば、当然重くなるので、お姫様を乗せられるだけの耐荷重を保持しつつ軽くする努力がもう、すごいですよ。
海外だと「重けりゃ剛腕の従者に担がせればいいじゃない」とか言って軽量化しない気がする…。
思わぬところで日本の魂に触れた気がしました。
何とかぎりぎりで新幹線に飛び乗って、無事帰宅。
充実した名古屋旅でした。
また行きたーい!!!