新春早々行ってまいりました、『白夜の誓い ―グスタフIII世、誇り高き王の戦い―』『PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―』の感想なぞさらっとだけ。
『白夜の誓い ―グスタフIII世、誇り高き王の戦い―』
一言でいえば男性向けの題材と男の料理。
アタクシがTwitterで時々ほざき回ってる、天下国家を語る系でございます。女性向けのロマンス皆無。取ってつけたようなコイバナが付いてくるだけ。
2時間丸々やれるわけじゃないんだから、天下国家かラブロマンスかどっちかに焦点を絞れば良かったものをと思うわけです。
話の筋の作り方は悪くないんですけどね、むしろ話は好き。なのに、演出が脚本のまとまりをぶち壊しているという。
一言でいえば植田伸爾。紙芝居。
大先生なので真似る気持ちはわかるんだが、演出手法としてはもう古いんだということを劇団もわきまえて演出家を育てたほうがいい。
例によって例のごとく、生徒さんは頑張ってます。
光ってたのは悪役組。悪役の親玉についてた人の役の生徒さん上手だったんだけど、誰なんだろう・・・。
で、まぁくん(朝夏まなと)が歌うまくて、え?こんなうまい人いたっけ?こんな二番手ポジで?と不思議に思ってたら、やはり元々はうまい方ではないようで、かなり努力されたんだなぁと思いました。
あと、衣装が上品で素敵でした!衣装を穴が開くほど見てました。
『PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―』
退団公演の魔術師、ファンタジスタ藤井先生の演出。大好きですね、わたし、藤井先生のレビュー。
綺麗できらびやかで、そしてやはり衣装がいい。
退団公演にふさわしいのではないかと思ったんですが、ファンの人的にはどうなのかなぁ・・・。想像がつかなくてすみません。
でも、幕明けの舞台デザインとかなめさんのマッチングの素晴らしさにテンション上がりまくるのは、間違いないです。
あと、蒼羽りく君が活躍しててうれしかったー!と言うか、踊ってると目がそっち行くのだよ。絶対華があるし、ダンスピカイチだし、頑張ってほしいです。
ショーは何回か見たいですね。
全体的に、グダグダで何回も見るのは辛いようなヤバい公演ではないです。良作とは言いにくいけど、まあ、そこそこ見られるレベル。退団公演としては絶賛できないまでも orz とならないのではないかと思う点でよろしいかと。
原田先生は、筋書きはまとめられる能力がありそうなので、演出方法の研究をガンガンやっていただきたく。
きたろうさん(緒月遠麻)が退団なのが、どうにも惜しくてなぁ。かなめさんももうちょっとやっててもいいんじゃないかと・・・。