謎のブログ

謎の生物(゚Д゚)@謎が書く謎のブログ。気の向くまま風の向くまま。

『王家に捧ぐ歌』(東京宝塚劇場 宙組)

 またしてもチケット難のなか友人の尽力により1回だけ見られました。

 私は王家は友人に見せてもらった星組版ぐらいしか記憶がありません。

 そんなわけで、目的は女官による「スゴツヨ」です。

 なんじゃそりゃ?と思うかもしれませんが、「スゴツヨ音頭」と言ってもいいノリの曲に合わせてエジプトの凄さと強さを歌い踊りあげる有名なシーンであります。それがもう、良きにつけ悪きにつけ凄い印象に残ると言う。

 が、スゴツヨの前に私の心を鷲掴みにしたのは

箙ファラオ

ファラオが歌う!!!!

Σ(゚Д゚)ナンデスト‼

 その歌の余りの素晴らしさに私の心はファラオ様から離れませんwww

 ああ、ファラオ様ファラオ様、あなたはどうしてファラオ様なの?

 そんな錯乱を起こしつつ、目の前の煌びやかな衣装に圧倒されました。

 いろいろ、役に関して思うところもあったんですが・・・ファラオ様と鳩パパ(アイーダの父)にもってかれそうになります。

 いや、もっていかれてはならない!!!

 ってことで少しだけ思ったことを羅列します。

<勘弁してくださいのアムネリアス様>

 さすがの美貌、さすがの威厳・・・なんですが、歌が壊滅してまして・・・。

 本人頑張ってはいるのは分かるんですが・・・。

 でもまあ、昔は飛び抜けたスター性と引き換えに恐ろしい音痴なスターもいましたし、なんか、懐かしいなぁと。

 そうはいっても、もう少し頑張っていただければ・・・。

<断然応援するよのアイーダ様>

 星組版では男役が演じていたアイーダエリザベートと同じく本来はタイトルロールの役。

 でも、私はいつもタイトルロールだからと男役が起用される度に思っていたんです。

 娘役なめんなよ

と。

 もちろん、娘役が起用されていることもありますので、いつもいつも娘役がないがしろってわけじゃないんですが。

 でも今回、トップ娘役がアイーダ役ということですごくうれしかったんです。

 そして、実咲 凜音さんは見事に力強いアイーダを演じてくれました。これがとてもうれしかった。

 もっともっと、トップさんを食うぐらいの存在感出していいのよ、とは思いますが、ひとまず合格点だと思うんです。

<もう少し頑張りましょうお兄様>

 お気に入り、真風さんですが、歌とかは良くなっててカッコよさも出てきてたんですが、演技の薄さが気になりました。ちょっと平坦に感じられましたね。

<3番目?手?自覚が出てきた戦友>

 前々から扱いの良かった愛月さん。何がそんなにいいのか全く分からなかったんですが、どうやら3番目のポジが明確になったのか、自信が付いたのか、堂々として光って見えました。

 立場って・・・大事よねぇ・・・。

<がんばれトップ様>

 まー様、張り切ってますね。

 歌も容姿も芝居も穴がなく、これから風格が付くとどうなっていくのかすごく楽しみです。

 新しい宙組、よろしくお願いします!!と思いながら見てました。

 見ていて、先がすごく楽しみです。

<優しさあふれてたね元家臣>

 いつも注目してみているりく君ですが、今回はエチオピア王家の元家臣の一人。

 アイーダが「優しいあなたまで」と嘆くシーンがあるほどのやさしさが良く表現されていました。

 ダンスではここぞと存在感が出てくる人ですが、目下私はこの細やかな役作りに注目しています。

<存在感半端ない神官>

 眉毛のないすっしー・・・。存在感半端ないです。

 おそろしい。第2の箙様ではなかろうか・・・。

 そういうわけで、脚本の突っ込みはあるものの大きなアイタタタではないので目をつぶれますし、キンキラ金のお衣裳はまさしく夢の世界です。

 チケットと暇があればまた見たいなーと思う舞台でした!

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