月組とはご縁が深く、いまでも観劇のお誘いが来るので久々に宝塚が見たかったこともあって行ってまいりました!
全体的に、ミュージカル△・ショー◎って感じですね。
『舞音-MANON-』
話の流れはおかしくないし、さすがの植田景子と言うべきか儚さが織りなす美しさは素晴らしいの一言なのだけど・・・多分2幕ぐらい必要なものを1幕に纏めているので感情が描き切れていないところがあったり、時代背景の掘り下げが甘かったりで、うすーくなってしまいましたね。
おかげで、感動しようにも感情が入らないで滑るので涙も出ないと言う。
役者がなんとかバラバラにならないようにつなぎとめていると言いますか・・・。どうも肝心のマノンの人格が良くわからんことになってましてな。悪女じゃないんでしょうに、なんで悪女なのかの説明が分かりづらいっちゅうかなんちゅうか。
でもまあ、もっとひどいミュージカルも宝塚では見てきたのでマシっちゃましですね。まだ見られる方です。
『GOLDEN JAZZ』
マノンの美しさの余韻を壊さない上品かつパッションが感じられる楽しいしょーで、ショーだけ複数回見たいと思いました。
ミュージカルの後のショーとして不足なく、行き過ぎないトーンがいいですね。それでいて月組のキラキラさ加減が良く出ていたように思います。
ただあれねー月組は群舞のフォーメーションが美しくないですね。もう少しフォーメーション綺麗にいたしましょう。弾けててよろしいのですが、そこはそれ、団体戦でもある宝塚なので一つよろしく。
最近どうもS席の前の方での観劇が多かったりするんですが、今回はB席ということで全体の美しさが良く見えました。そう、S席だけが客ではないのですよ。立見席までみんな等しく客でそれぞれの場所から色んな楽しみがあってこその宝塚だと思うのです。
といいつつ、B席でばっちり楽しませてもらったので、ほんと、宝塚っていいですね!
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ