謎のブログ

謎の生物(゚Д゚)@謎が書く謎のブログ。気の向くまま風の向くまま。

大英自然史博物館展(国立科学博物館)

 大英自然史博物館展に行ってきました。

treasures2017.jp

 人間の歴史は興味あるのですが、自然史あたりはそれほど興味が無い方、しかも虫とか好きではないのでスルーしていたのですが、友人が行きましょうと誘ってくれたので、「では」と行ってきました。たまに興味のない物に行ってみるのも、よい勉強です。

 平日にいったのですが、会期が終わりに近いこともあり、人が結構いて展示物を見るのに少し順番待ちをする場面もちょくちょく。

 館内は動画撮影、フラッシュは禁止ですが普通の静止画を撮るのは許可されています。

 で、先に述べたように、そもそも自然史に興味が無いのではじめは写真を撮っていなかったのですが、ちょっと気に入ったものだけ3枚ほど取りました。

f:id:nazonazoon:20170603205201j:plain

 サーベルタイガーちゃんだったかな?

f:id:nazonazoon:20170603205345j:plain

 これは大怠け者・・・じゃなくてオオナマケモノちゃん。でかい。

 そう、あのナマケモノの親戚。穴掘って生活していたみたいですね。

 こう言う主だった骨格標本や、化石などの横にはディスプレイがあって、そこで標本や化石を3Dで動かしてみるという映像が流れています。それが結構動きとか鳴き声とかも再現していて、またユーモラスで面白いので是非立ち止まって見てみてください。楽しいです。

f:id:nazonazoon:20170603205802j:plain

 ヘラジカ???だったっけ???

 ハンニバルかよ!!!という突っ込みと共に撮影w

 これは風格が違いました。

 

 他にも、虫から生き物から鉱石から山ほどの資料があって、「見る人が見たら物凄いお宝なんだろうなぁ」と。国が保管するぐらいですからねぇ。

 だからいいですか、自分が理解できずガラクタに見えるものでも他人から見たらかけがえのないお宝であることは十分あり得るのです。むやみに他人のものを盗ったり捨てたりしてはいけないのです。親であっても嫁であっても、それはやってはいかんのです。

 

 どちらかと言うと、自然史博物館の所蔵品を何かのテーマに沿って展示すると言うより、「大英自然史博物館」そのものの紹介展示と言った感じになっていました。

 なので、「この展示は○○が発見したもの達です」と言った並べ方もありました。

 そういう並べ方なので、自然史博物館に関わった多くの人物の名前と経歴が紹介されているのですが、目を引いたのは、女性が数人いたこと。

 現代では珍しいことではないでしょうけれど、1800年代とかってそんなに女性が化石ハンターやったり動物考古学を研究したりすることに寛容であったのだろうか?と。一応フェミニズムが言われ出したころのようではありますが・・・逆に言えばそういうことを言われるということは「女性の自由はない状況」であると言う事でもあるわけで。

 なんにせよ科学の世界において女性の功績を評価し、また途中で消すこともなく、現代に伝えていると言う事実が素晴らしいとおもいますね。

 しかも、さらっと普通に男性に交じって並べている。特別扱いしない。

 実に、良い。

 これぞ科学が取るべき態度であるし、性差別と言う問題において目指すべき状態ではないかと思うのです。どんな性も平等に評価される。

 

 あと、ロスチャイルド家恐るべし。

 博物学に興味を示した息子に親が与えたのが、

博物館

・・・意味が分からないよ!!!!

 もっともまあ、後で調べたら21歳の時の話だと言う事ですし、カントリー・ハウスの領地の一部にある建物(昆虫標本を沢山所蔵)を上げたと言う事なので、それならまあ・・・りか・・・い・・・できねぇ・・・。

 

 そんなわけで、良い展覧会と言うものは何かしらの発見があって面白いな~と思います。行けてよかったです!

 あ~、私も博物館ポンとくれる家に生まれてみたかった~www

 

 

Amazonアソシエイト参加中