またしても午前中に図書館へ行き損ねた(゚Д゚)@謎です。何やってんだ。
でも、まあ、ひとまずは行ってまとまった時間机に座ることが大事かな、と。
氏の来歴をWikipediaで読むと、いわゆる「○○人」の定義ってなんだろうな、と考えさせられます。
特に日本人は両親共に日本人で生まれて死ぬまで日本で生活していますよと言う典型的日本人が多いので、昔は「日本人とは」と疑問に思うことが少なかったように思いますが、現在は状況が変わってきています。
まず、いわゆる「ハーフ」と呼ばれる片親が外国にルーツを持つ方の数が多くなってきました。スポーツや芸能界などで活躍する方も多くなり、身近にはいなくてもテレビやニュースで目にするよ、と言う事が日常的になってきました。
で、うちの親なんか見てると、ハーフの方に関しては「親の片方が日本人だからね」と彼ら、彼女らを日本人とするのに若干の引っ掛かりを持ちながらも受け入れることは出来るようです。
それでも、この前陸上の桐生選手が100m走で10秒を切った時に他のハーフの選手じゃなくてよかったとか親は言いまして。
なんなんだよと。
サニブラウン選手だって、ケンブリッジ選手だって記録だしたら同じようにめでたいに決まってるじゃないか。
うちの親が見識狭いのか、この世代(65歳以上)がそうなのか・・・。
で、時代は進んでますので、今回のカズオ・イシグロ氏のように「両親は外国ルーツだけど育ちも生活基盤も両親のルーツとは別の国」と言う人も、日本にはいらっしゃるわけでして。日本人って血統主義で来ているからこちらのパターンちょっと受け入れにくいのかなぁ、と。少なくともその様な状況の本人が「日本人でありたい」「国籍を日本にしたい」と思って実行していればそれは「日本人」だよね、と私は思うんですね。
そんなこんなを考えると、血統主義的な日本から見て、氏を「日本人」「日本人作家」としたくなるのは分からなくもないけど・・・。でも、Wikipediaで来歴見たら、幼少の頃からイギリスで生活してイギリス文化に育まれた
イギリス人作家
ですよね。って話です。血統は日本人ですよ、ってことで。だから日系イギリス人という表記が一番ぴったりだと思うわけです。
うお!前置きが長くなった!!
で、ですね、私は氏の作品は読んだことが無くってですね。やっぱり読んでみたいなぁと。さすがにイギリス英語だからって原文にはチャレンジしませんよ(笑)
原文の紙の方はアマゾンでも品切れみたいですね。でも、kindle版はあります。品切れ無し!(笑)
- 作者: Kazuo Ishiguro
- 出版社/メーカー: Faber & Faber
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私は、日本語の方を読もうかと考え中です。こっちの方がお値段もお安いので。
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こちらも紙の方は品切れですね。でもkindleがあるさ!ちなみにkoboもあります。
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割引クーポンがあったので、koboで買おうかな~と思ったのですが・・・
積読本が山のようにある
のを思い出しまして・・・(遠い目) 雑誌も含めると未読のものがメチャメチャあり過ぎてたまにkindleやkoboの本棚見たら読んでない本を見つけて「あーーーーっ!!」となったりとかするわけですよ。
そんなわけで、氏の本はある程度積読本が解消したら手を出そうと思ってます。ノーベル文学賞を取る方の本は、まずどの時代に読んでも、いつ読んでも錆びること、廃れることのない後世に残る作品だと思いますので。
ノーベル文学賞を取ると言うのはそう言う作品を書ける方だということですよね。
私はそう思っています。
・・・・積読本はやく読まないと・・・。