ここ二日ぐらいダラダラしている(゚Д゚)@謎です。なんだろう、やっぱり根詰めると駄目よね。
今回2階席から見たせいか公演ポスター取ってくるの忘れました。
舞台上演目の幕(タイトルロゴなどが描かれているあれ)を撮って上げるのは著作権法上違反ですしね(著作権者の許可があれば別)。いつも撮ろうかな~とは思うんですが、撮ったらブログにあげたくなっちゃうから。
で、本公演の『神々の土地』の開始前の幕が良い味出してます。ロシアの重苦しい雪の中の雰囲気をすごくよく表していて観客を一気にロシアへ誘います。ね、撮ってブログにあげたくなる気持ち、わかります?本当に皆様にお見せしたい。
でも、撮り方によってはあまりちゃんと映らない場合もあるから、下手に載せなくて正解かもしれませんが。
そして、始まり方も通常と違います。
まだ見ていない方もいらっしゃると思いますので詳しくは書きませんが、なかなか洒落た始まりで私は好きです。
全体的には良作といったところ。優秀作品にならないのは、飽きる部分があることと、もう少し練った方が良かったね、という演出上のもたつきが感じられたところかな。
他の宝塚の舞台(東京宝塚)でも感じたのですが、通常のセリフ回しが非常に聞き取りづらいので、むしろ台詞は歌ってくれないと分からないことが割とあったりします。私の耳が悪いと言うのもあるんでしょうけども。
で、台詞があまり聞こえなくても話は分かったんですよね。
それって、もっと台詞を厳選して聞かせたい台詞をしっかりと聞かせた方が良かったのでは?と思ったわけです。ちょっと長台詞が多すぎる感じがありまして。それが飽きにもつながってるのだと思います。
そうは言っても、重厚感と寂寥感が良く出ていて、あたかもロシア文学を読む様な感覚を覚えました。そこはすごいと思います。
生徒さんに関しては、悪いところから先に言っちゃうと、ラスプーチンは役が大きすぎましたね。エリザベートのルキーニよりあれは難しい役だと思います。専科のお姉さま方や、目立つ役なのでスターをと言うのであれば専科の若手を当てたほうが良かったんじゃないかなぁ、と。(みつる・マギー・コマ(敬称略)あたりやれそうだと思うんですが、まあ予定との兼ね合いもあるわな)
いや、本人はすごく頑張ってますよ。やれることは全部やってると思う。よく、この難役を破たんさせずにこなしていると思う。
しかし、いかんせん、ヘタうちゃ皇太后マリアより重々しく強大な力を持っていなきゃいけないのに、どうしてもね、すっしーさんは言うに及ばず、まあ様や真風さんより学年下ですからね。
わ、すごいね、がんばってるね、じゃだめなんですラスプーチンは。
でも、この役をやりきったら芝居のスキルはかなり上がると思うので、頑張って欲しい。あと、愛ちゃんにもスマートでカッコいい役当ててください・・・。
同期といえば、モンチ(星吹 彩翔)どこやねん?とおもってたら
ポポービッチお前だったのか・・・
と、ユーリ!!!on ICEのイベントを見た時と全く同じセリフを呟きました。
いや、ユーリ!!!というアニメにもポポービッチというキャラクターがいまして、そのキャラクターの声優さんがエンディングテーマも歌っていることをずっと知らなくて、イベントで初めて知った時に↑の台詞を(心の中で)つぶやいたんです。
なんなんですかね、ポポービッチってロシアじゃメジャーな苗字なんですかね???
ポポ、いい味出してました。目立たないけど、温かみがあって良かったです。
あと、りくくん(蒼羽 りく)は堅い軍人の役が多い気がしますが、今回はパンを食べこぼすような軍人さんなので、チャラかったですね(笑)
なんか可愛いかった。こちらも目立たない役ですがキャラがしっかり出来ていました。
そして、まあ様はもう、ステキが過ぎる。
正統派のカッコイイ役ですが、それが自然にこなせると言うのが本当にすごい。嫌味なく、さらっとカッコいい。本当に少女漫画の王子まさそのもの!!
最後にこういう役のまあ様がみられたのは嬉しかったです。
ああ、本当にこの人は王子様だなぁ、としみじみ思いました。
フェリックスの真風さんは、伝統的な二番手な感じの役でしたね。主役の友達!みたいな。出すぎず下がり過ぎず良いさじ加減でした。
そして、娘役大好き(゚Д゚)@謎は、伶美 うららちゃんが光り輝いて見えて、そりゃードミトリー(主人公)だって惚れるよね!と納得。
舞台に現れると、さっと彼女の周りが輝いて見えるんです。もう、素晴らしい。
なんで退団なんですか・・・。
オリガ役で次期娘役トップになる星風 まどかちゃん、とてもチャーミングでかわいらしくて、好感が持てるキャラクターを作り上げて、話に深みを持たせていました。
セリフ回しが若干慣れない感じがしましたが、威厳と怖いおばあさまの凛とした佇まいはさすがです。なによりお美しい!!この役はすっしーさんしか出来ません。もう、マリアが出てくるたびにガン見していました。
ショーの方ですが、こちらも結構良かったです。
記憶力が悪いので何がどう良かったか説明しにくいんですけど、衣裳がね、まずキラッキラで豪華でしたね。今回の衣裳は河底先生ですが、あれだけキンキンキラキラさせているのに下品にならない宝塚らしいデザインが素晴らしいと思いました。
そして、そう!黒燕尾の男役総踊りの場面がホルストの「惑星」からの編曲(だよね?)だったんですが、
ここはクラシックコンサートの会場か⁉
と一瞬勘違いしそうなぐらい、オーケストラの音が凄く良かったです。気迫が感じられた。
なんかね、私ね、べつに取り立ててまあ様ファンではないですよ。なのに見てて涙がこぼれましてね。そう言う意味でこのショーは退団にはいいんじゃないかと思ったわけです。もっともまあ、退団者さんのファンの皆さまがどう思っていらっしゃるかは分かりませんけども。
なんでしょう、退団する生徒を華々しく送り出そう!っていう優しさにあふれている気がしました。
今回の演目についてのまとめ。
これは良い宝塚。