さすがにお昼過ぎて眠い(゚Д゚)@謎です。
さて、洋画にハマってからしばらく経ちましたが、海外の監督が「影響された映画」と聞かれてちょいちょい出てくるのが、「黒澤明作品」です。七人の侍とかね。
そもそも、ベネディクト・カンバーバッチを好きになるまでは、映画は殆ど行ったことがありませんでしたから、当然「黒澤明」の名前は常識として知っていても実際に見たことはありませんでしたので、「何が凄いんだろうな~」って感じでした。
なので、レンタルDVDを借りて「用心棒」「隠し砦の三悪人」を見ています。先に用心棒を見たんですが、開始してすぐに唸る。
画がいい。
白黒なのに、色が見えるかのような躍動感がとにかく素晴らしい。オープニングから主役が生きている。画が語る。すごい。
ただ、画が凄い一方で台詞が殆ど聞き取れない欠点も。
とはいっても、映像見ていれば話が全部分かってしまうのでさして問題ないってのもちょっと凄い気がする。今の映画やドラマって、台詞が聞き取れないと、読めないと話が分からないものが多い気がする・・・。
ちなみに、私は普段の会話も上手く聞き取れないことがたまにあるので、会話の聞き取りに非常に自信が無く、黒澤作品もそれで聞き取れないのかなぁ、と思ったので心配になってネットで調べたら、やはり黒澤作品は台詞の聞き取れない作品があるのだとか。良かった、私だけではなかった!
私、この画が語るってのがすごく好きです。
俳優さんの演技でも、台詞の無い演技が好きですね。
もちろん、セリフ回しや言葉への感情の込め方というのは大事だし演技として必要な要素ではあります。
でもね、画がそこにせっかくあるのに画が語らなくてどうするの?と。
ラジオやCDドラマじゃないんだから。
(逆に音声のみであれば、セリフ回しで情景を想像させる演技が好きだし、特に声優さんの演技の凄さは半端ないと思う)
そう言う意味で、最近の作品では「ダンケルク」が良かったですね。「台詞少な目、内容濃い目、映像が語る99分」みたいな。
映画好きの方は、一度黒澤作品を見てみると面白いと思いますよ。