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Naveen Polishettyの経歴

 「きっと、またあえる」「お気楽探偵アトレヤ」で日本でも紹介されたナヴィーン・ポリシェッティのこれまでの経歴について、本人が語る動画、関連記事からまとめました。

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〈生い立ち〉
 1989年12月26日ハイデラバードのIIT卒業生やエンジニアを輩出する中産階級の一族に生まれる。
 父は製薬会社のビジネスマン、母は銀行員で幼いナヴィーンは「インド準備銀行に勤めたい」と言っていた。

※IITとは:インド工科大学(Indian Institutes of Technology、IIT)インド最高峰の技術系大学群のこと。有名IT企業のCEOなど優秀な人材を輩出する。
〔参考サイト〕

www.sbbit.jp

 

〈俳優になりたい〉
 ナヴィーン・ポリシェッティは男子校に入学。その学校で毎年行われる演劇では当然女の子がいないために、誰かが女性の役をやらなくてはならない。8歳ぐらいのときに笑顔がかわいいと言う理由で先生に女性役を指名されて演じたところ、とても好評だった。結局13歳になるまで女性役を演じて、14歳でやっと男性の役が回ってきたのだった。この学校で行われる演劇に参加することで、演じることへの情熱に火がついたのである。
 ふたつ目のきっかけは、リティク・ローシャン主演『Kaho Na Pyar Hai(その一言が聞きたくて)』を見て感銘をうけたこと。
 それらの出来事に突き動かされて、彼は父親に「リティクのような俳優になりたい」と話したが、かなりひどく叩かれて反対された。前述の通りエンジニアを輩出する一族に生まれ育ったため、彼に敷かれたレールはエンジニア以外に存在しなかったし、そこから外れることも許されなかった。体罰も伴う激しい反対にあって、彼は演じることへの情熱を捨てきれないまま、エンジニアの道に進むこととなる。
 父親は彼にIITを含む、合格可能な大学を受けさせ、結果ナヴィーン・ポリシェッティはボパールにあるマウラナ・アザド・国立工科大学(Maulana Azad National Institute of Technology Bhopal:MANIT or NIT Bhopal, NITB)の土木学科に合格し、入学した。
 大学生活は、バンドを組んだりとクリエイティブなことをやって楽しみ、試験は優しい友人に助けてもらってクリアしていたと言う。

 

〈エンジニアから俳優の道へ〉
 大学を卒業した彼は、プネーにあるソフトウェア会社に就職したが、すぐに辞めて俳優を夢見てムンバイへ行く。ムンバイに行けば、たちまち俳優になれるだろうと甘い考えでいたが、現実は厳しく、すぐに経済的に困窮し、お金を貯める必要があったためロンドンの電気通信会社に就職した。
 ロンドンの生活を通じて彼は「自分のやりたいことは演じることだ、それが自分の天命だ」と悟ってインドに戻ることを決めた。
 インドに戻ってからしばらくは両親に本当のことが言えず、「MBAを取るつもりでいる。インドへは休暇で戻ってきた」とウソをついていたが結局バレてしまった。両親には強固にロンドンに帰るように言われたが、彼は決して戻らなかった。

 

〈俳優として苦闘の日々〉
 俳優になる決意を再度固めた彼は、ベンガルール、チェンナイ、ハイデラバードにある劇団3つに所属した。その中で、チェッタン・バジェットの人気小説"Five Point Someone"と言う、日本でも評価の高い映画、アーミル・カーン主演「きっと、うまくいく」の原作を基にした舞台で3人の主演のうちの一人を演じてインド中を回り、シンガポールバンコクでの海外公演も経験した。
 とは言え、俳優の仕事はお金にならないため、広告に出たり、声優をやったり、ショッピングモールでのイベントの司会など色々な仕事をした。
 彼の夢は映画俳優であることから、数々の映画のオーディションを受けてテルグ語映画"Life is Beautiful"の出演が決まり、舞台と映画の違いを体感した。

(おそらく、テルグ語映画に3作品出たのちに再びムンバイに行っているかと思われる。その辺りの時系列がはっきりしている記事が無いので推測)
 大怪我をする事故に遭ったりしながらも、夢を諦めることなく出来ることを全てやると言う方針のなかで、彼が行うスタンダップコメディが好評を博した。そのスタンダップコメディが認められ、インドで大人気のYouTubeメディチャンネルAIB(All India Bakchod:全インド大馬鹿野郎)から声がかかり、数々の動画に出演、さらにインド版24で主要な役を勝ち取るなど人々に知られるようになってゆく。
 特にAIBの動画"Honest Engineering Campus Placements"で演じたアベレージ役の独白は大評判になって彼を人気者に押し上げた。


AIB : Honest Engineering Campus Placements | Part 03

 (独白は4:30あたりから)

 

〈そして成功へ〉
 また、Webドラマシリーズ"What's Your Status"で主演の内の一人を演じたことにより、"2018 Digital Hash Awarcl for the Best Actor"を受賞した。

youtube.com


 2019年に主演した映画"Agent Sai Srinivasa Atherya"(邦題:お気楽探偵アトレヤ)が評判となり、製作費をはるかに超える大きな興行収入を得た。この作品は"Zee Cine Award Telugu"の最優秀作品賞、監督のスワループ・R・S・Jが最優秀新人監督賞、ナヴィーン・ポリシェッティがBest Find of the Yearを獲得。

www.instagram.com

"Dada Saheb Phalke Awards Southe 2020"においてはナヴィーン・ポリシェッティが最優秀男優賞を獲得した。

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同年、"Chhichhore"(邦題:きっと、またあえる)に主要キャラクターであるアッシド役で出演。ボリウッドデビューを果たした。

 2021年には新型コロナウィルスの流行で公開が遅れていた主演の一人として参加しているテルグ映画"Jathi Ratnalu"の公開が決まっている。

 

〔参考動画、記事等〕
・Son Of Abish feat. Radhika Madan & Naveen Polishetty


Son Of Abish feat. Radhika Madan & Naveen Polishetty

 

・Honest TEDx Talk – A Story Of Struggle & Grit ft. Viral Sensation | Naveen Polishetty | TEDxBITSGoa


Honest TEDx Talk – A Story Of Struggle & Grit ft. Viral Sensation | Naveen Polishetty | TEDxBITSGoa

 

・Naveen Polishetty: life of an engineer turned one of a kind actor

www.innfinity.in

 

・Focus Light: Naveen Polishetty

idlebrain.com

 

・ほか、本人のInstagramWikipediaGoogle検索結果によって表示された情報など。

 

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