謎のブログ:正気の沙汰ではない

謎の生物(゚Д゚)@謎が書く謎のブログ。気の向くまま風の向くまま現実の狭間を漂う

沖縄いってきた!(二日目)

 沖縄は電車と言うものがゆいモノレールの那覇空港首里までの間しかありません。

 それ以外のところへ行くには、バスかタクシー、運転に自信があるならレンタカーと言う選択肢になります。

 沖縄に行くなら、平和祈念公園ひめゆりの塔は外せないでしょう。というか・・・

外すんじゃねぇ(ど気合)

 あっちこっちで聞こえる中国語がこの二か所ではさすがに聞こえませんでしたな。まあ、私は南京大虐殺の記念館(あったっけ?)に行かないからおあいこですか。(沖縄戦は別に対中華じゃねぇんだがな。相手はアメリカだよ)

 ひとつ言えば、平和祈念公園の平和の礎には台湾や韓国・朝鮮、アメリカ・イギリスの他国の戦没者の名前が刻まれています。だって、平和「祈念」だからね。

  そんなわけで、今回は沖縄バスの定期観光バスのお世話になりました。

沖縄バス

こちらの「おきなわワールドと戦跡めぐり」をチョイス。

 メールでのやり取りも丁寧で好感が持てましたし、ガイドさんや運転手さんもとてもいい方で再び沖縄に行くことがあれば利用したいと思います。ホテルによっては送迎バスもあるそうですので問い合わせてみるのもよろしいかと。うちはホテルから乗り場まで微妙な距離でしたので、母の膝が悪いので聞いてみたら送迎バスがあったのでお願いしました。

 そして、出発時間になり驚いたのは

客が俺らしかいねぇ!

Σ(・ω・ノ)ノ!

 どうやら、何組か予約はあったそうですがドタキャンが相次ぎ、結果我々だけという事態。

 ちなみに催行人数は一人だそうですwwww

 そんなわけで、ツアー貸し切り状態、楽しいバスガイドさん独占状態、優しい運転手さん独占状態でした。うははは。

 結論から言いますと、戦跡めぐりはガイドさんつきの方がおすすめです。タクシーでもうまくすれば運転手さんが案内してくれるかな?

 というのも、自分で看板とか読むのは暑さで億劫ですし、やはり人の話と言うものは身に入っていきやすいです。

 それに、バスガイドさんが現地の方なのでおじいさんやおばあさんの話などもしてくれて、リアリティがありました。

 でー、まずとりあえずは戦跡めぐりのまえに、ニライカナイ橋とおきなわワールドです。

 ニライカナイ橋は、車窓からの見学ですが超絶景

 本土では絶対見られない青さ、エメラルドグリーンの海

 ニライカナイとはあの世とか神の世界とかそういう異世界でそこから神様がくるそうなんですが、風景見てるとたしかに神様がわたってきそうな美しい光景です。

 さて、おきなわワールドですが、ここには鍾乳洞の玉泉洞があります。

 こういう洞窟ね。ぽたぽた落ちてくるしずくの中に含まれる石灰成分が固まってつらら状の石ができるあれです。

 私は人生初の鍾乳洞なんですが、母は世界中を駆け回ってるので世界の鍾乳洞をみているのですが、ここの鍾乳洞はとにかくぽたぽたと雨のように今でもしずくが落ちてくるので、現在も鍾乳石が成長しており、そんなところは余りないとのこと。場所によっては、滴にあたると幸運であるとさえいうほどだとか。

 そう、今でも成長中。

 その証拠にドン

 resizeDSCF2566.jpg

 タイルの上に鍾乳石ができておるのです。この上には、

 こういうツララができていて、ここから下に滴が落ちて下では石旬というタケノコみたいな柱ができます。ツララと石筍が繋がると一番最初に載せた写真のような石柱になるわけです。そう、いつかは繋がるんですね、一万年ぐらいしたらw

 そんなこんなで、こんな命名をされたりします。

resizeDSCF2568.jpg

 初恋広場wwww

 上と下が向き合っておるわけですよ。いいですね、ここの初恋は成就しますからね(石は逃げない)。まあ、もしかしたら別の石と繋がっちゃうかもしれませんけど、すぐ隣で(どんな修羅場だ)。

 結構距離も長くて、大きな鍾乳洞でした。なかなか楽しいので、入場料払って入る価値はあるかと(ツアーの場合は入場料込)

 併設のおきなわワールドは、南国の果物や植物を植えてある関係で肥料臭いw

 でも、色んな伝統工芸なども見られるようになっているので時間があると楽しいです。私たちは鍾乳洞で時間を使ってしまったので、定期的にやっているエイサーを見るので時間がいっぱいになってしまい、他の施設は見られませんでした。

 琉球ガラスなどもたくさん展示販売してますよ。

 エイサーはやっぱりかっこいいですね!!

 会社の営業区域にエイサーをやってる小学校(沖縄出身の人が指導している)があって、お祭りとかでちびっ子のエイサーは見たことあるのですが、大人のエイサーは大きな太鼓をガンガン振り回したりして迫力満点!ぜひ、見ていただきたい舞踊です。

 おじぃとおばぁの掛け合いも楽しいですし、周囲の子供たちも大喜びでみていましたね。ファミリー向けの施設です、おきなわワールド。

 さて、次は平和祈念公園ひめゆりの塔

 戦争の話は嫌いだわ、と読み飛ばす人もおられるかもしれませんが、ちょっとそこに座りなさい。

黙って読め(命令)

 なぜ、平和祈念公園ひめゆりの塔が本島南部にあるかといいますと、アメリカ軍が上陸したとき、軍司令部や住民は南へ南へと追いつめられていったそうです。そして、平和記念公園がある場所は追いつめられた日本軍の司令部が最後におかれ1945年6月23日に司令官たちが自決した場所になります。これにより、組織的な沖縄戦終結しました。

 ところがですね、悲惨なのは組織的な沖縄戦は終わっても軍人の抵抗はおわらんのですよ。なんでかっていうと、司令官牛島中将が下した最後の命令が

「最後の一兵まで戦え」

であったため、ともいわれております。その命令を下した後自決しているわけですから、その命令を撤回する人が居ないわけです。しかも、指揮系統が壊滅しているので大本営の発表なんかもちゃんと伝わらないわけでして。もう、指揮系統破壊された時点で負けやがな・・・。しかも、最後の一兵まで戦えって・・・自分自決しといてそれはないやろぅ!!自分も戦えよ!そう言うなら!

 まあ、捕虜になりたくなかったんだろうけどね。司令官捕虜になったら戦争終わるしね。負けたくなかった、負けを認めたくなかった、一個人としてはわからんでもない考えだが・・・司令官なんだから、さ。

 さて、その平和祈念公園には平和の礎(いしじ)という、沖縄戦における戦没者の名前が刻まれた石があります。

 (゚Д゚)@謎母方のそのまた母方の叔父がじつは沖縄戦に徴兵されて戦没しておりまして、名前を探しました。妹が本籍地の方に記載があると言っていたので、そっちを探してもございませんでして、住居地でさがしたらございました。妹に「うーそーつーきー」とメールしたのは当然でございます。

 そして、戦没者にやたら北海道がおおいんです。

 バスガイドさん曰く、「色んな説はありますが、沖縄と同じく北海道も本土から蔑まれていたため、かなり多くの方々が沖縄に送られたのではないかといわれています」とのことでした。

 まあ、ね。北海道もアイヌ民族の土地に食い詰め浪人だの生活に困った人たちが開拓に行ったりしてますからね。

 ちなみに・・・名前間違ってました(苦笑)

 珍しい苗字なので、間違いなくその方なんです。一字だけちがってましたね。ガイドさんが訂正できますよ、とは仰ってました。実際、訂正した跡がいくつかあります。名前全部をくり抜いて、訂正した名前を埋め込むようです。

 そして、平和の礎まえに海が広がっているのですが、ガイドさんが

「当時、追いつめられて追いつめられてここにやってきたので、海と言えば絶望でした。この目の前の海は真っ赤に染まっていたそうです」

と仰っていました。なんだか想像すると泣けてしまいました。

 本当は資料館も見たかったのですが、思いのほか名前探しに時間がかかったので割愛。

 ちなみに、礎のところに植えてある「モモタマナ」と言う木は、沖縄ではお墓に植える木で、横に広がって枝を伸ばして木影を作ってくれるのと、良い意味で死者の声を聴いて育つ木なんだそうです。

 

 ひめゆりの塔は、今は立派な石碑が建っておりますが、実は白い立派な石碑の前にチョコンとある小さな石の石碑のほうがいわゆる「ひめゆりの塔」なんだそうです。

 なぜにそんなに小さいかと言うと、戦後物資の乏しい中でも彼女たちの慰霊をしたいと願った人たちが建てた石碑だからだそうです。

 この塔は第三外科豪といって、当時は洞窟を病院にしたので彼女たちが従軍していた病院豪の入り口に作られています。

 沖縄には多数の洞窟があり、地上のものはすべて破壊されるぐらいの激戦であったためこの洞窟を利用したそうです。

 この地区には空き地がところどころあるそうですが、そこは沖縄戦一家全員が殺されたので後にその土地で生活を続ける人のいなくなった土地だそうです。掃討作戦って怖いね。

 学徒動員の慰霊碑はなにもひめゆりの塔だけではなく、梯梧の塔やそれぞれの学徒隊にちなんだ慰霊碑があるとのこと。その中でも観光地化されているのがひめゆりの塔と言うことだとか。他の塔は遺族のみ入れるとか、そんな感じのものもあるそうで。まあ、そりゃそうよね、遺族からしたら観光客に踏み荒らされたくないよね。

 でも、観光地化してくれなかったら、私がこうして沖縄戦の悲惨さに触れることができなかったので、ひめゆりの塔には感謝です。

 近くで昼食を食べて、資料館も見ました。

 内容的にはバスガイドさんの説明のままですが、所持品や他の学徒隊のことなどにも触れられており、見ておくべき場所だとおもいます。

 

 で、あとはアウトレットに行ってお土産買ってかりゆしウエアを買いました。結構大きな店舗にかりゆしウエアをいっぱいおいてある店がありましたので、かりゆしウエアが欲しい人はついでにそこで買うとよいかもです。アウトレットなので、他の店は特に本土と変わらないかな。

 雑談で知ったことですが、現在沖縄にはセブンイレブンがないんだそうですよ。今年の秋だか冬だかにできる予定ではあるそうです。県内はローソンとファミリーマートココストアががんばってましたw

 沖縄では屋根や玄関にシーサーを置きますが、「うちは玄関に狸置いてますよ~」といったらガイドさんにえらいビックリされましたw 沖縄に狸いないので、ぴんとこないようです。

 あと、ライオンズマンションには通常ライオンの像が置かれているんですが、沖縄のライオンズマンションにはシーサーが置かれているそうなww まあ、シーサーって獅子だからライオンですわな。

 ライアンも沖縄来たらゴールデンシーサーになんのか?(なりません)

 長々と読んでくださった方ありがとう!!

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