超おいしいと噂のケーキ屋さんに行ってきました。
前から一度は行きたい行きたい、と思いながらなかなか行けずにいたのですが、2月は私の誕生月なので、過日の土曜日に母と二人で行ってきました。
このリリエンベルグのパテシエさんは、以前某公共放送のプロフェッショナルを紹介する番組で取り上げられていました。
なんでも、ウイーンの皇室御用達老舗菓子店DEMELで外国人として初めて修行 を許された方とのこと。行列のできるお店としても有名です。
さて、そんな有名菓子店ですが、非常に交通の便が悪い閑静な住宅街の中にあります。周りのお家の大きさが大きいです・・・。
そんな中に、ひときわ目立つメルヘンチックな建物。ジブリ映画に出てきそうなお店は、よく目立つのですぐにわかります。すいません、写真撮り忘れました。
どうやら調べたところ、モチーフはムーミンのようです。
中も とてもすてきで、童話に出てきそうなお家になってて、中庭の木々にはオレンジやリンゴを刺して小鳥にあげています。向かいの建物の草を葺いた屋根には水仙がかわいらしく咲いていました。
ちなみに、店内の撮影は禁止なので写真はありません。
本当に素敵な建物で、建物を見に行くだけでも価値があります。
ケーキを買うのに少し並びました。
ちなみに、焼き菓子とケーキの場所が分かれています。
お客 さんの行動を見ると、先に焼き菓子を選んでカゴに入れて、ケーキの列に並んで、ケーキを注文するときにそのカゴを店員さんに渡していました。
焼き菓子だけ欲しいときは、レジの列がケーキとは別にあるので、店の奥に行って焼き菓子を買う必要があります。ケーキは店入り口付近に列ができます。
日によって違うかもしれないので、わからないときは店員さんに聞いた方がいいですね。
そして、その店員さんの対応がと ても丁寧で素敵でした。
注文取りからお会計までにこやかなのはもちろん、ケーキの箱を手提げ袋に入れるかどうか訊くときに、
「紙とビニールがありますが、午後から雨が降るそうなのでビニールがいいかと思います。
お歩きですか?傘はお持ちですか?」
と、にこやかに訊いてくださり、超忙しい中でそのような会話をできる気配りに感心しました。
店を入ってから出るまで、1ミリも嫌な思いをせず、むしろ幸せ な気分になれました。客商売として、これはとても大事なこと。どんなに味が良くてお値段がお手頃でも、嫌な思いをする店は客足が遠のきますからね。 そんなわけで、当日購入したケーキはこちらです。
デメルといえばザッハトルテ。リリエンベルグでも代表的なお菓子としてザッハトルテをあげています。
ザッハトルテはカット、一人用の小さなホール、普通のホールケーキサイズとあります。生クリ ームは別売りで100円です。
もともとチョコレートケーキを食べないので、ザッハトルテも食べたことがなく、他と比べることができませんが、私は上にかかっているチョコレートがとてもおいしいと思いました。別添えの生クリームにぴったり!
ところが、母はそのチョコレートが甘すぎてダメだと言うんですね。人の味覚はそれぞれなので、やはり「絶対おいしい」と言うものはないのだなぁと。
イチゴのミルフィーユ は、ミルフィーユあるあるで非常に食べづらいのですが、カスタードクリームがおいしくて満足でした。
母はショートケーキとチーズケーキを食べたのですが、この二つは好評でした。特にチーズケーキが苦手だったのを知らなくて私が買ってしまったのですが、このチーズケーキならば食べられる、おいしい!と喜んでいました。
ショートケーキを母から少しもらったのですが、あっさり系生クリームとスポンジの相性がとてもよ く美味しかったです。
さて、では、遠いところを無理して行って、並んで買う価値があるケーキかと言いますと、紙一重的なラインです。
ケーキは確かに美味しいし値段も普通なので、これが駅前にあったら絶対行ってね!!って感じなんですが・・・。苦労していくほどかと言うと・・・意見が分かれますね。先ほど書いたように味については人によって感覚が違いますから。
私的には、うちの近所のケーキ屋さんよりは絶対お いしいので記念日の時に買いに行くぐらいだったら行きたいな、と。お店素敵ですしね。
平日だけ喫茶店もやっているようなので、今度は喫茶店に行ってみたいと思います。