謎のブログ

謎の生物(゚Д゚)@謎が書く謎のブログ。気の向くまま風の向くまま。

ばいばい、鴨ちゃん

毎日かあさん4 出戻り編 Book 毎日かあさん4 出戻り編

著者:西原理恵子
販売元:毎日新聞社
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 今日は恒例の通院日。

 たかちゃんが載っている雑誌を買おうと本屋に寄ったら、「毎日かあさん」の新刊が出ていた。

 その新刊の鴨志田さんのイラストを見て、

「あ!鴨ちゃん戻れたんだ!!!」

と嬉しくなって速攻お買いあげ。

 思えば、西原さんと鴨志田さんが離婚されて、西原さんの漫画に鴨ちゃんが出なくなってから全く西原さんの書籍も鴨ちゃんの情報も手にしようとしなくなっていた。

 いつか鴨ちゃんは西原さんと子供さんの元へ帰るだろうな、と思っていたので、その日が早く来ると良いなと思いはずっとあった。でも、離婚の理由がアルコール依存症では、そんな日が来るのだろうか、という気持ちもまたあった。

 だから、家族4人の表紙を見てすごく嬉しかった。

 それで、鴨ちゃんが出ている漫画を喫茶店でそそくさと拾い読みしてみたら・・・

 鴨ちゃんが死んでた・・・。

 それも、「この人は絶対酒で死ぬか不測の事故で死ぬわ」と思っていたのが、ガンが原因でお亡くなりになっていた。

 もう、あまりにショックで喫茶店で泣き出しかけてしまい、慌てて本を仕舞って帰りました。西原さんの漫画では詳細が分からないので、携帯のwikiで検索したら今年の3月20日にお亡くなりになったとのこと。

 鴨ちゃんは当然自分より年上だけど、著作とか西原さんの漫画を読むとその人柄の不器用さや弱さ、暖かさから、なんか親近感が沸いて「鴨ちゃん」と心の中で呼んでしまう。人に話すときは鴨志田さんだけど。

 亡くなったことのショックと、今まで知らなかったことのショックで落ち込んだけど・・・よく考えたら3月のその時点で訃報を知ってたら、落ち込むどころの騒ぎじゃなかったよなぁ。

 まあ、そんなわけで。

 鴨志田穣氏は決して文章の上手い人ではなかったけれど、とてもいいモノを書く文筆家さんでした。元々は戦場カメラマンなものだから、人間の暗部を直視しすぎちゃったんだよね・・・。

 離婚したのに喪主をつとめてくれるような懐の大きな女性に出会えて良かったね、鴨ちゃん。最後は幸せだったんだね。安心したよ。

 遅ればせながら、ご冥福をお祈り致します。

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