謎のブログ

謎の生物(゚Д゚)@謎が書く謎のブログ。気の向くまま風の向くまま。

亀田一家

 ここんところニュース番組を騒がせている亀田親子。

 ボクシングのフライ級世界タイトル戦 内藤大介VS亀田大毅 の試合で、大毅選手が反則行為を繰り返し、セコンドの父、兄が反則行為を示唆していたと言う件ね。

 その試合をリアルタイムで見てはいなかったんですが、スポーツニュースで見て唖然としましたね~。「K-1とちゃうやろ!!」って。

 まあ、大毅選手はね、私は別にとやかく言わないっす。あれぐらいやんちゃじゃないと格闘技なんかやってられまへんて。会見で一言も発言できなかったけど、あれだけバッシングされて注目されてるのに顔を出しただけでもいいんじゃないかと。まだ19歳だしさ、事態への対応が完璧じゃなくてもしょうがなかろうて。

 

 大毅選手のやったことってのは、反則行為以前の問題ですよ。

 パンチを乱打してて金に当てましたとか、脇腹殴っちゃいましたとかそーいうモンじゃない。

 拳で闘うボクシングにおいて投げ技をやるのは、サッカーでボールを持って走っちゃうようなもの。柔道の試合でハイキックかますようなもの。それやっちゃうと違う競技なわけですよ。

 内藤選手だって、審判に見えないように急所に肘当てられたりとか殴られたりとかの反則行為は慣れてるでしょうよ。世界王者になるぐらいなんだから。外国人の方がそういう反則行為は多いよ。

 しかし、異種格闘技の技を許すことは出来ないでしょう。それを許したらボクシングという競技自体が成り立たなくなる。

 ボクシングとか空手とか、やっぱ基本的に「やんちゃ」じゃなきゃ強くなれないですよ。そのやんちゃを指導し、ルールを守った上で勝利することを教えるのが指導者の務めなワケで。そりゃ、喧嘩じゃ投げてマウント取ってタコ殴りするのが1対1では必勝ですよ。そこを抑えるのがセコンドだのトレーナーだのコーチだの監督だのという人達なのに、亀田親子(兄)はそれをしなかった。

 大毅選手自身よりもオヤジの責任はやっぱり重い。

 それに、闘拳のボクシングをずーっと練習していれば、投げ技なんかどんな事態になっても出ませんよ。練習する必要がないんだから。人間練習していない技はとっさにはでないっす。

 そのあたりでも、オヤジは何を教えていたのかと非難されても仕方がない。

 私なんて、世界王者になったらプライドにでもつもりでいるのかと勘ぐっちゃったわさ。ボクシングは腰掛けのつもりなんじゃねーの?って。そのために投げ技も練習しているんじゃないの?って。実際どうかは知らないけど。

 日本ボクシングコミッションの裁定は、兄弟を父親から離してちゃんとした選手にするための救済措置じゃないか、という見解をTVでちらっと聞いたけど、私はその意見に納得したなぁ。

 引き受けてくれるジム・トレーナーを探して、一から性根を据えてやり直すには1年はかかるだろうしね。ただのライセンス停止だったら半年とかにしたんじゃないかな~。

 内藤選手が「大毅選手は、いいものもっていると思いますよ」みたいなこと言ってたね。なんか、「ああ、あいつもったいね~」って思っている感じが言葉の端々に見えるので、なんだかこっちも「大毅がんばれよ~」とか思っちゃってる節もあります。いや、特にボクシングファンではないし大毅選手の試合をじっくり見てないから才能の有る無しはわかりませんもん。でも、対戦した相手がそういう風に言うってのは、やっぱり才能あるんだろうな~って。

 大したことのない対戦相手、しかも反則した相手にそこまで言わないっすよ、格闘家は。

 兄弟にとっていい環境が揃って、いいボクサーになれるといいね。

 トレーナーじゃなくなっても父親父親として兄弟の支えであることは変わらないんだから、そこに拘る必要はもうないでしょう。

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