「あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かったーカウラ捕虜収容所からの大脱走」の感想(?)をブログに書いたせいか、この番組関係の検索でうちのブログにいらっしゃる方がここ数日ガツン!!と増えています。
昨日の分で統計を取ってみたところ、いつも検索来訪者ダントツ1位の「和央ようか」関係と全く同じ数だけおいでいただいたようです。(117人中39人・約33%)
うちの記事なんか、泣きすぎて感想と言うよりレポートになっちゃっているので、感想を知りたい方の役には立ってないのが申し訳ない限りです。
なんというか、あまりに悲壮過ぎて感想というモノを書くのが難しいんですよね。
この涙の流れる理由が理屈ではなく、もちろん鬱のせいでもなく、心が本当にたくさんの感情や色んな事を感じて流れているので、説明がつかないんです。
それぐらい、素晴らしいドラマでした。
戦争の悲惨さを押しつけがましく語るのではなく、ひとつの物語として語られているので「戦争物」というと平和へのメッセージが押しつけがましくて嫌だと思う方でも、すんなりと見られるドラマだと思います。
だから、こんなちっぽけなブログでもわざわざ検索をかけていらしてくれる=ドラマに興味を持ってくれている事を嬉しく思います。
カウラ捕虜収容所からの大脱走が起きた8月5日に再放送してくれたらな、と思います。まあ、今から番組のプログラムを変えるのは無理でしょうけどね。
あと、前の記事ではかけなかったのですが、捕虜になって帰還した兵士が長い間、捕虜になったことを口に出来なかった理由を考えると、更に第2次世界大戦の悲惨さを思い知ります。
終戦直後は戦陣訓のこともあったでしょうけれど、戦地にいた兵隊はもちろん、日本国内の人達も食うや食わずやの苦しい生活を送っていたわけで、それを知れば待遇のいい捕虜として生きながらえたことは口に出来なかったのではないかと。
少なくとも、「自分だったら」と考えたら、自分の親兄弟がそんな目に遭っていることをしったら、十分な食料を与えられた捕虜だったとは口に出来ません。
こういうことをね、忘れた頃にきっと日本にも戦争がやってくるんだとおもうんです。そうならないために、こうしたドラマを通して先の戦争を知ることが大切じゃないかと思います。