元厚生省事務次官を狙った殺人及び殺人未遂事件。
報道では「テロか？」といった意見も出ていますが、実際には「テロの可能性も含んだ連続殺人事件」と言う方が正しいのではないかと。
テロの定義ってなんぞや？と思って調べたところ、日本では各種法律によって以下のように定義しているそうだ。
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警察庁組織令第39条
国際テロリズム対策課においては、次の事務をつかさどる。
- 1 外国人又はその活動の本拠が外国に在る日本人によるテロリズム（広く恐怖又は不安を抱かせることによりその目的を達成することを意図して行われる政治上その他の主義主張に基づく暴力主義的破壊活動をいう。）に関する警備情報の収集、整理その他これらの活動に関する警備情報に関すること。
自衛隊法第81条の2第1項
内閣総理大臣は、本邦内にある次に掲げる施設又は施設及び区域において、政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し、又は社会に不安若しくは恐怖を与える目的で多数の人を殺傷し、又は重要な施設その他の物を破壊する行為が行われるおそれがあり、かつ、その被害を防止するため特別の必要があると認める場合には、当該施設又は施設及び区域の警護のため部隊等の出動を命ずることができる。
（以上Wikipediaテロリズムのページより引用）
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要するには、政治上その他主義主張に基づいた暴力であることが要因として必要であると。
そうなってくると、犯人が年金制度に対する怨恨（例えば新しい制度で不利益を被った、年金の情報が宙に浮いてしまった等）だけで犯行を行っていれば「殺人」だし、犯行声明などで「年金制度を○○のようにしろ」「今の政府をぶちこわす」とか言った主張が出てくれば「テロ」と言うことになる、と私は考える。
どっちにしても、卑劣な犯行であることには間違いないので、捜査当局には早期解決を願いたい。
で、自分が犯人の立場に立ってみると、テロリストのようにそれなりの人数を抱えたテロ組織だったら、２ヶ所しか狙わないって事はしないなぁ。私だったら、同時もしくは近い時間軸でもっと出来るだけ多くの関係ヶ所を狙うね。凶器が集められないとかいう問題を抱えているわけではないからね。刃物は誰にだって買える。
ジワジワやるのも恐怖を煽るのにはいい手かもしれないけど、警備が厳しくなるデメリットがあるからね。
それをしていないと言うところを見ると、組織の人数がかなり少人数のグループもしくは単独犯なのかもしれない（推測）。
早く捕まえてくれないかなぁ・・・。
こういう閉塞感のある時代に暴力で政治に訴えるような事を野放しにすれば、別の組織なり個人なりの暴力を誘発しかねないと危惧するので。暴力の蔓延する世の中はごめんだ。
