以前お勧めした本
すべては脚本・シナリオから始まる!―実践指導付き、プロ養成講座 著者:香取 俊介 |
こちら、読み終わりました。大方の感想は前回の記事(脚本のお作法)の通りなのですが、なのより驚いたのは、「名作から学ぼう」という主旨の元、名作と呼ばれる脚本(映画・ドラマ)の抜粋が掲載されているのですが、これがどの作品も
目の前にその情景が浮かぶよう
なんです!!
今日なんか、アフタヌーンティでフラガールの脚本抜粋読んでマジ泣きしそうになりましたよ。
たかちゃんが茶々をやるときに「脚本を読んで、風景とかが想像できた」と言ったような事をお話しされてて、余程いい台本だったんだろうなぁと思っていたんですが・・・もしかしたら映画やドラマの脚本は舞台に比べてそういう風に書く物なのかもしれませんね。
キャラメルの脚本はト書きとか柱が少なかったように思います。ある意味、脚本演出が同じ人だったり気心が知れているとそう言う部分は端折られるのかもしれません。稽古で直に役者に演出付けられて何度もやり直しながら変えていけますからね。大まかな舞台構成など以外のト書き部分は自分の頭に入っていればいいわけで・・・。
そりゃ、脚本読んだだけじゃ分からん本になってるわいな。
映画は役者だけじゃなく、演出家の他に監督から特殊効果の担当の人までかなり多くの人に意図が伝わらなければいけない分、情景を想像しやすいように書かないといけないのかもしれません。
いやしかし、いい作品ってのはクライマックスシーンだけでも感動できるもんなんだなぁ・・・。抜粋であるのに情景が目の前に浮かび、感動できる。良作とはそう言う物なんでしょうね。
会話だけで胸に迫る作品もありました。言葉の使い方ってこんなにも大事なんだなぁ、と感心しましたね。
なかなか、いい勉強になりました。
自分の仕事に生かされるワケじゃないけどね(笑)