昔々、関西の某所にファンが熱狂的で有名な球団がありました。
ただでさえ、海外のフーリガン顔負けの大騒ぎをするファンなのに、24年前、なんと!日本一に輝いたのです。
大阪の街はそれはもう、とんでもない騒ぎになりました。
有象無象烏合之衆狂喜乱舞阿鼻叫喚右往左往魑魅魍魎跳梁跋扈な騒ぎになったのでございます。
酔って騒ぐ、などという可愛いモノではございません。道頓堀周辺は恐ろしい地獄絵図の様相を呈していました。
そこで、どこの誰かが
「ランディ・バースに似ている、あの人形を胴上げしようや」
と言いだしたかどうかは定かではありませんが、ケン○ッキーフライドチキンのカー○ルサンダース人形がファンの手によって奪取されてしまいました。
何度か胴上げされたのち、道頓堀にドバドバ飛び込むファンのごとく、哀れカーネル○ンダースは道頓堀へ投げ込まれてしまいました。
ああ、哀れカーネルサ○ダース。
彼は金槌なのです。
他の人間のファンのように、自力でははい上がれないのです。
以後、幾度となく行われた捜索救助活動もむなしく、彼は冷たくて汚くて臭いどぶ川の道頓堀から帰ってくることはありませんでした。
そして24年間、その球団は低迷し、日本一に輝くことはなかったのです。
これを大阪人及び某球団ファンは、
「カーネルサンダースの呪い」
として恐れたのでございました。
以上が私の知る、カーネルサンダースの呪いでございます。
24年ぶりに救助されたカーネルおじさんは、はたして某球団を許してくれるのでしょうか。某球団の今年の活躍に注目です。