私は酸っぱい物が嫌いだ。
冬の果物売り場は地獄絵巻。柑橘類のオンパレードは何の嫌がらせかと。イチゴなんか一口目がロシアンルーレットな心境。
だから好きな果物は、柿とかふなっしー…ではなく梨とか、マスクメロン、スイカ、パイナップル、マンゴーといった絶対的に酸っぱさより甘さが勝っているものだ。
当然、ヨーグルトは嫌いだ。
食べる時は、絶対に甘いソースやメープルシロップなどを入れる。
なのに、ある日会社でヨーグルトの種をもらってしまった。
何でも健康に良いモノを手作りするお嫁様を持つ上司に同僚が
「うっかりヨーグルトの種菌食べちゃったので分けて下さい」
と言ったのが始まり。
よし、と上司が持ってきたヨーグルトを牛乳に混ぜて持ち帰るわけだが、持ち帰りたい希望者は二名。買ってきた500mlの牛乳パックは三個。
当然、一個余るわけで……
「(゚Д゚)@謎さん、あげるね」
と有無を言わさぬ女性の先輩の笑顔の前に、断れなかった私。
試しに食べたら、それ程酸っぱく無かったので増やしてみるかと思ってみた。
一応、100円均一で売ってたヨーグルト作成用容器など買ったものの……
何しろ、そもそもヨーグルト嫌いなんである。
結局、数日放置の後、さっき作ってみた。
ヨーグルトを開封すると、なんだか納豆みたいな臭いが……。
ヤバそうなっしー!
と思いつつも、えい!ままよ!と作った。
残りを食べたわけだが、一部が酸っぱく、一部はまろやか。
そんなヨーグルトで大丈夫か?
そんな問い掛けが頭によぎったが、ここはお約束。
問題ない。
と自らに答え、完食。
何しろ、このヨーグルトの種菌は粘りがあるため、粘ってるから腐っている分けでもないので判断がつきにくい。
起床後の(゚Д゚)@謎のお腹に乞うご期待!!