母方の祖母が脳死状態になったと言うことで、北海道までお見舞いに行ってきました。
おかんは北海道の十勝地方出身なんですが、この地方は農業が盛ん・・・っていうか、
ここはヨーロッパの農村地帯か!?
というぐらい畑がだだっ広くてびっくらこ。農家と牧場がまちまちにあって、所々で牛が放牧状態。本州の畑と違うのが、作物が小麦・ビート・じゃがいも・とうもろこし・大豆などで、今の季節は小麦の収穫の時期だから畑の色が黄金色の部分があること。
おもしろいのが、刈り取った小麦の茎の部分を丸めて畑に転がしてあるので、畑の至る所に麦藁のタイヤがゴローンゴローンと転がっている・・・。なんか笑えます。日程がギリギリだったので写メ取ってる暇がなかったのが残念。
おかんのお姉ちゃんの嫁ぎ先が農家なんですが、農機具があきらかに
デカイ!!!!
聴けば外国製だそう。外国のものじゃないと畑に合わないらしい・・・。恐るべし、十勝。
さらに、伯父の家は比較的市街ちっくなところにあって、農業地帯と違って家が建ち並んでいる状態があるんですが、
塀や門がない!!
のです。泥棒がいないんだろうか、北海道・・・。畑泥棒しかいないのか?
と思ったら、伯父曰く
「冬に除雪するのに機械を入れられないから」
だそうです。人力でやるより軒先まで機械でやった方が早い、と言う感覚らしい。しかし、塀のない風景はなんだか心許ないです。普段パンツばっかりはいてるアテクシがめずらしくスカートを掃いたときのようです。
十勝のあたりは観光ではあまりこないから、良いもの見せてもらいました。
そんなこんなで、おばあちゃんは・・・一夏寝て過ごしそうな感じでした。
脳死って延命措置を断っても、酸素と尿を出すための水分(アミノ酸?)点滴だけはしないと医者が殺人罪に問われるとかで、本人が衰弱して心臓が止まるまで待つしかないそうな。
口を動かしたり、イビキをかいたり、足が動いたり、瞼が動いたりするけど、ほとんど大半は反射なんだろうなぁ、とは思うんですよね。思うんだけど、こちらの問いかけに返事しているようにも見えるもんだから、タチ悪いよなぁ・・・と。同じ状態の人の延命を願う親族の気持ちもわかる気がする。うちはもういい年だし、ずっと寝たきりだから誰も延命は言い出さなかったけどね。
次行くのが秋口だったらカニが食えるかなぁ・・・(ばあちゃん済まん、ひどい孫で)