お花を切る鋏を買いました。近所のホームセンターを小さくしたような金物店で「生け花用のハサミください」といいましたら、出てきたのが3種類・・・。
3種類!?∑(゚ω゚ノ)ノキュ!!!
おいらの実家にあった花バサミと申しますと、
この形なんです。普通のハサミと違って持ち手に輪っかがないんですね。オカンが娘時代(?)に華道を習っていた時に使っていたものをどうもそのままず~~~~っと使い続けてるらしいです。
すげえぇ物持ちいいよなぁ・・・。
まあ、それはともかく、これが私にとっての「花の茎を切るためのハサミ」だったんです。これしかないって思っていたので、予想外の2種類にあわてふためく急な事態に脳味噌が対応できない鬱患者、約一名。
もう一個は、
こういう形の、普通のハサミの持ち手が蝶々のように大きなハサミが出てきたんですね。
更にもう1種類はこの形のまま持ち手がプラスチックになって、刃もステンレス製のもの。
金物屋の親父曰く、持ち手がプラスチックのは枝でも切れる万能なハサミで、鉄の2種類のハサミは華道の流派によって違うと。
おっちゃん、具体的に流派を上げてくれたんですが、なにしろいきなりの事態に頭がついて行ってないのでかろうじて「流派が違うとハサミの形が違う」と言うことだけ理解しました。
花が切れれば別に形なんかどうだって良いんです。
でも、わざわざショーケースから出して丁寧に説明してくれた親切なおじさんに「出直します」といえず、見慣れた棒状の握り手のものを買ってしまいました。
別に華道習わないんだから、使いやすい輪っかの握りのものにすれば良かったのに~~~(T∇T)
あとで、高級チックで近寄りにくい商店街にある刃物専門店を覗くと、生け花用のハサミとして持ち手が棒のと輪のと二つあったんですが、圧倒的に輪の方が置いてある数が多かった。
蝶々の握りの方が主流なのかぁ!?
で、今日、ネットで検索したけど何流がどっちを使っているのかわからず、
棒状→池の坊タイプとよばれ、多くの流派が使用
蝶々→古流タイプとよばれ、古流派が主に使用
と言うことだけはわかりました。
ただ、華道用ハサミというと池の坊タイプが出てくるんですが、単に花を切るとなると古流タイプが使いやすく、花屋さんとかは古流タイプのものを改良したものを使うようです。
私が買ったハサミは「坂源」というメーカーのハサミですが、ここのメーカーが生花用として力を入れているのは古流タイプ改良型のようです。
ちなみに、うちのオカンは未生流の華道を習ったそうです。
まあ、生まれ育ってから身近にあるハサミの方がしっくり手になじんで良かろう・・・。
なんか、負け犬の気分だ・・・オカンはアートフラワーもやってるけど堅い木のものにはこのハサミ使ってるって言うし・・・まあ・・・いっか。(たぶん、握りが棒状だから力が入れやすいんだと思う)
追加:ネットで探すと池の坊タイプでも左利き用がありました。