オイラは偉そうに宝塚の脚本や演出にケチを付ける。
しかしだ、じゃあ、自分が素晴らしいものを作れるのかというとそれは無理だ。
だがしかし、実は小説家になりたいな~等と思ったこともあるオイラ。実際、二次創作(いわゆるパロディ)とは言え、小説は書いたことがあるオイラ。だから、小説の書き方の本は必要がなかった。だが、分からないのが脚本の書き方。
脚本ってどう書くの!?
と言うことに凄く興味があった。それで、キャラメルボックスの脚本を購入したりしたもののイマイチわからなかった。(その時点で才能無いね)
そこで、図書館で新刊本として見かけたのがこちらの本。
すべては脚本・シナリオから始まる!―実践指導付き、プロ養成講座 著者:香取 俊介 |
まだ半分しか読んでいませんが、
「一言で説明できない脚本にヒット無し」
「良い脚本を書く人ほど本をよく読んでいる」
などと言ったおもわず「なるほど!」といった話があるし、なにより脚本家が書いた本だけあってするするっと読めてしまう。
結構、良書ではないかと思う。
ただ、この脚本講座は舞台ではなく映像作品を対象としているので注意。
舞台と映像では描ける範囲が違うし演出方法も違うのでその点を考慮する必要はあると思う。舞台では特殊効果もCGも使えないからねぇ~。
しかし、もの凄く基本的なことを書いてある(ヒットする作品とは、物事を効果的に見せるには、など)ので脚本に限らず、物語を書く人間にはとても有用な書籍かと。
それにしても、脚本家ってひとつの作品に対して書く物が多くてめんどくさそ~。
脚本書くまでに、シノプス書いてプロット書いてハコ書いて・・・って3回も書くのかよ~~~。(もちろん、それぞれ役割が違う)
私の場合、小説はそのままプロット無しに頭に浮かぶ物をデロデロデロ~っと書くだけだから楽よ。本当は小説もプロットぐらいは書かないとちゃんとした物は書けないんだろうけどね。でも、全部一人で書ける楽さがある。書き上げた物を持って出版社に売り込むと言う手段があるからだ。
そこから考えたら、ちゃんとした映像(舞台)作品として成立させる脚本を書くには、シノプス書いて企画通して、プロット作りで監督・演出家と打ち合わせて、ハコにして効果的な順番考えて・・・とメッチャめんどくさそうに見えます。
いやはや、脚本書くのは大変なことですね。
でも、宝塚歌劇団座付きの演出家の皆様はプロなワケですから。才能があってそこにいるわけですから。
頑張っていい作品書いて下さい
(=_=)アタリマエダコノヤロウ