謎のブログ

謎の生物(゚Д゚)@謎が書く謎のブログ。気の向くまま風の向くまま。

華やかなりし日々(新人公演)

 「行けなくなった人が出たの」と突如降ってわいたお誘いに、喜びいさんで行ったものの、宙組の下級生は全くわからんちん状態。パンフレットを見てもわからない。主演やる子の写真を見てもわからない。

 宝塚にしては珍しく、全く役者情報ゼロのまま見ることに。 はたして、そんな状態で楽しめるのか正直不安でもありました。

 そんな中、特に目立ったのは星吹の花と蒼羽の存在感の大きさ、桜木の輝きでしょうか。

 特に星吹に関しては、もって生まれたスター性がありますね。場面にでてくると自然と目を引く。歌も、歌ウマの北翔の歌を破綻無く歌い上げただけでも大したものだと思います。

 蒼羽に関して言えば、身長は決して高くないのに真ん中にたっても見栄えがする。芝居もうまいし舞台度胸がある。将来がとても楽しみな生徒だと思いました。

 桜木は、何がどうってことはないのだけれど、目を引きましたね。ただ、演出家の意図を汲み取っていない部分がありますが。(彼はスマートな秘書じゃだめなのだよ。一見へなちょこ風でなくては)

 

 彼女たちが思う存分輝いていた一方で、主演・準主演なのに割を食ってしまった感があったのが、愛月、凛城。

 上記3人に場面を食われてしまっていたし、やはり本役さんに比べると落ちる所が多く、かといって自分の個性もでていない。正直、あんなに良いと思ったお話が、こんなに退屈になるのかと。役者の重要性を思い知る結果に。

 そうはいっても、まだまだ若い学年で出ずっぱりなのはペース配分が大変だったとも思う。主演ともなると上記三人に比べると出番の多さはけた外れなワケで。

 これから磨いて頑張っていけば、なんとかなるかな?という感じでした。

 

 娘役さんについては、ヒロインは可愛いんだけどぱっとしない印象。やはり、トップ娘役の輝きと言うのは半端無いですね。

 

 あと、すばらしいと思ったのがジーグフェルドとアンナを演じた二人。芝居巧者で百千に関しては歌もうまい。後で劇団サイトを見たら退団するとかで・・・。もったいないですね。どうして劇団はこういう良い素材をオメオメと逃すのでしょうか。

 月映・星吹は本公演で主人公の少年時代を演じてたと知って、納得。あの子供は誰やってんの?とちょっと思っていたので。うまいんだわ。

 久しぶりに新人公演なんてものを見ましたが、ぜんぜん生徒を知らない私でも楽しめて、宙組は安泰だなぁと安心して帰ったのであります。

  お誘いくださった某様、ありあがとうございました。

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