さてさて、黒松君たちの植え替えでござる。
植え替えと言いましても、黒松君の場合はどうやら「軸切り挿し芽」をする模様。
これは、縦に伸びている根っこを軸から切断して、軸の横から根を出すことで背を低く育てる技。
当然、小さい盆栽にしたい私はこれをやる気満々。
ところが、会社のオジサマに根切りをする時期は冬の終わり頃だから失敗すると言われては悩み、ネットでやり方を探せば20本軸切り挿し芽して全滅などという記載や成功率の低さを目にして悩みしてました。
しかし、黒松君たちの成長からいけば、やるのは今しかない。
ええええーい!
やーっておしまいっ!
(・д・) 6m ドーン
そんなわけで、五本あるうち2本を軸切り挿し芽して、2本を植え替え、1本を残すことにしました。
この先はマニアの世界なので、お好みの方だけどうぞ↓
挿し芽をするときに、どうやら初音…ではなく発根促進剤というのを皆さん使っておられるのですが、私これを用意し損ねてまして。
で、そもそもこれは必要なのか、と目の前の板に聞きましたら
「別に」
と、いつぞやの女優のような回答。某大学の論文だと根が出てからの生育には効果が期待できるが、根を出すことにはどうだろう的な事が書いてました。
そんなわけで、今回は発根促進剤なしでチャレンジ。
あと、やり方は色々なようですが、共通点は
・肥料が無い、または少ない土を使う
・微塵と呼ばれる細かい砂に挿す
・切る部分は芽から1~2センチ下
・良く切れるカミソリで柔らかい物を下敷きにして切る
・挿した芽は動かさない。動くと根が出ない
そんな感じでした。
今回(゚Д゚)@謎が用意したのは、
ニンジン、剃刀、ポット、小品松柏用土、フルイ、水、爪楊枝
本当はニンジンではなく大根でやるみたいですが、家にニンジンがあったのでヘタを拝借しました。
さて、まずは黒松君を掘り返します。
まだ、大きな根しか無かったのですが、なかなか出てきませんでした。
さて、いよいよ
スパーン!!
Σ( ̄□ ̄;) サツジンジケン!?
ちゃんちゃんちゃーん、と火曜サスペンス劇場のような絵図面(笑)
切った後は、切り花よろしく水揚げします。
水揚げしてるあいだに土の用意です。
今回使った土はコチラ
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盆栽の場合気をつけないと、大きな盆栽用だと粒の大きな土を使います。なので、小さい粒を選ぶようにしないとだめです。
これをフルイにかけて、大きい粒をポットの下に入れ、中くらいから細かいのをその上に入れました。
困ったのが、微塵が上手く取れなかったこと。フルイの目が粗くてもう一歩細かい土が必要だったのですが。
しかたないので、新聞揺すって大きい粒を摘まんで取り出すという気の遠い作業をしましたよ。
で、先程のポットを水に沈めて土を水に浸し、指で穴を空けて微塵投入。
もう一度水にひたして、今度は爪楊枝で穴を空けます。
そして、そこへスポッと黒松君を入れて、指で土を寄せて再び水にひたして水しめします。
出来上がり!
で、取り合えず軸切り挿し芽はできましたー。後は植え替えですが、別記事で。