イン・ザ・プール 著者:奥田 英朗 |
けい太しゃんのブログで紹介されていたので、早速読んでみたらとっても面白かったです。
精神科医伊良部先生と5人の患者さんのお話。
・・・なんですが、この伊良部先生、かーなーり面白い。はっきり言って変人。総合病院なのに、病院の跡取り息子なのに、他科の先生はなかなか伊良部先生に患者を回さない程の変人w
そんな伊良部先生に、みんな「大丈夫か!?」と思いながらもついつい、通院してしまう面白さ。そして、最後に治っちゃうんだから不思議。
まあ、治るんでしょう、と予測してても「え?どうやって治すの!?」と思うので、まるでサスペンスを読むかのようにドキドキしながら読み進めちゃう。さてさて、伊良部流治療法とは!?
とーっても面白い小説なんですが、実際に神経科や精神科にかかってる人はご注意を・・・。「俺はこんな変な病気で通ってるんじゃない!偏見を植え付けるな!」とか、「そんなことで治ったら苦労しないんだ!」なんて怒らないように。
小説は、あくまでもフィクションですからね。
(いや、普通だと怒らない範囲なんだけど、まあ、通院している当事者は真剣だし過敏になってる人もいらっしゃるかと思うので)