謎のブログ

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ME AND MY GIRL総括(全体編)

 先の月組本公演「ME AND MY GIRL」の総括的感想です。

 まごう事なきハッピーミュージカルでしたね。

 何も考えずに気楽に楽しめる、いい作品です。

 ただ、海外作品にありがちな習慣の違いとかで「?」という歌詞や設定があったりもしますが、それもなんだか「ま、いっか」なんて思ってしまう。

 いや、だって遺言の執行人であるマリアはいいとして、ジャッキーやジェラルドもまあ姪と甥だから大目に見るとして、バターズビー夫妻やジャスパー卿は一体ヘアフォード家とどういう関係があって、何でそこに住んでいるの!?とか(笑)

 でも、ご先祖様を見ているとマリア、フレデリックやジャスパー卿、ジェラルド・ジャッキーそしてビルは間違いなくヘアフォードの血族だとおもいますね(笑)昔から個性豊かな一族だったようでw

 それから、「太陽が帽子をかぶってる」のナンバーなんかまるごと意味不明じゃないですか?どっからピーナッツが出てくるんじゃいw

 でも、楽しい場面でそんな小さいことは気にならない。不思議な魅力ですね。

 

 

 ただ、やっぱり古くささがあって、途中だれる事は否めなかった。

 やはり偉大な先達が残した台本や訳詞、演出を大きく変えるわけにはいかなかったのだろうか。屋敷のバルコニー・2階部分の見切れの問題はどうにか出来なかったのでしょうか(これは生徒も思っていたようですが)。それに、どうにも台詞があまりに古い言い回しで気になったし、長いナンバーがやや多くて今の人のスピード感覚からはずれて居るように思った。

 彩乃かなみだからこそ、瀬奈じゅんだからこそ、多少「長いな」と思っても聞いていられたと思う。

 でも、今回月組の公演では、冗長的なシーンを所々のコメディシーンや大笑いアドリブで舞台に再び観客の注意を引きつけて成功していたと思う。あれがなかったら、結構寝る人続出だったんじゃないだろうか。

 下町っ子の台詞も変えた方が馴染みやすくなるんじゃないのかなぁ。

 お金のことを「お足」って言わないよなぁ。それこそパーチェスターみたいに「足は二本と決まっておりますが」と思った若い観客が居たと思いますよ。「くたばった」も「死んだ」と言う意味では今は余り使わないよね。

 でも、「~だしぃ」「~じゃね?」「マジむかつく」とか言ってるビルやサリーってちょっと想像つかないかも(笑)やだ、そんなビルw

  で、ここからいつもなら、生徒さん個々人に触れていくのですが、今日は調子がイマイチなのでとりあえず全体の感想までとします。

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