名古屋のバスジャック事件。
親に恥をかかせて今頃満足しているのでしょうか、彼は。
幼稚な動機と稚拙な計画のせいかマスコミも大して騒いでいませんねぇ。いいことだ。
まあ、14歳って非行に走るか走らないかの境目になる年齢だったりするんですよね。
家出するのも14歳が多い。１３，１４の頃に家出を繰り返して１７，１８ぐらいで収まるって感じかな～？
チャリンコパクったり集団万引きしたりするのもこれぐらいの年齢からかな。もちろん、環境によっては（悪い兄や先輩がいる）小学生でもやったりするけどね。
たぶん、14歳ぐらいになると、小学校までのように自分の世界は親が全てではなくなる。思春期も重なって、友達の幅も広がって、世の中の色んな事が見えだしてくる。
自分の考えというモノを持ちだすから、激しく親に反発したり口答えしたりするのもこれぐらいの年齢からじゃないかな？
そのときにね、親が子供の成長についていってなくて、頭ごなしに否定したり怒鳴ったりするのが重なってくると、家出に繋がるのかなぁと。
自分の考えを持ちだして大人に近づくと共に、まだまだ親の愛が必要だったりもする。自分を親に認めて欲しいと思うのが自然の理。そこで先に書いたように否定が続くと心がすさんで非行に走る。
チャリ泥からバイク窃盗、一人の万引きから集団万引き、はたまた学校の体育館の窓ガラスを割ってみたりする。自分を見て欲しい、自分のことを考えて欲しい、すさんだ心の根底にはそう言う気持ちがあるんだと思う。
今回のバスジャックは結局、そういう類のモノで「バスジャック」なんて大それた事をやっているけどさほど騒ぐ事でもないかな、と私は思う。
先に上げたような非行ではなくて、大それた事をやったのは・・・どうしてでしょうね。というか、たぶん本人の性格上の問題だと思うなぁ。なんか目立ちたがり屋だったみたいだし、14歳で男女交際のトラブルがあったみたいだし、彼の中で「背伸びをしたい、凄いことをやりたい」という気持ちが常にあったんだと思う。だから、チャリ泥でも万引きでも器物損壊でも喧嘩でもなく、バスジャックだったんじゃないかな。
とある日、中学校でお母さん方に警察官だったか学校の先生だったか言ってました、
「一人の人間として認めてあげて、子供の話をキチンと聞いて下さい。聞いた上で怒るなら怒ればいい、ちゃんと理由を説明して怒って下さい」
「話してくれなくても、うざがられても、軽く話しかけて『いつでも話を聞くよ』というスタンスは取っておいて下さい」
と。
なんにしろ、14歳は難しい年齢ですわ。
