スカピンｍｙ楽行ってきました～。
この前みたいに舞台に置いて行かれたらどうしよ～、と思いながら行ったんですが、今回は２回目の観劇のせいかそんなこともなく、むしろ歌に厚みが出て来ていたし、コーラスにも客席に迫るものが出ていて良かったです。
これが初見なら、まあ、たぶん「結構いいじゃん！！」と言ってたと思う。
もう、涙だだ漏れですがな、今日は。前回よりウルウル率高いよ。
今日のパーシーのお絵かきポーズは「キャイ～ン」
貸衣装は、
「灰色のスーツ（？）に髭がチュチュチュっと、ねずみ男ぉ～」
で、ショーブランに迫るも無視されていました。何となく返答したくても出来なくて、無視を決め込んだ感じでしたね。毎回ショーブランは大変だｗ
てなわけでネタバレ混じりの感想（多分これで総括かな？）
↓
さてさてお話そのものですが、良いとこを詰め込んでバーッと流している感じがしなくもないですね。（まあ、芝居なんてそんなモンだけど）どこかダイジェストを見ている感じがしました。でも、ちゃんと話としてぶつ切りになることなく流れるのでストレスはない・・・かな？
上手い具合に「冒険活劇風」にまとめて居るなぁ、と。さすがイケコ。
そして、ヘタレ敵役がでてくるのは、イケコにおいては定石ですか！？（笑）
一度、嫌らしいぐらいに主人公を苦しめる悪役を書いて欲しいものです（悪役スキーのたわごと）。
んで、トウコさんは「芝居巧者」「歌上手」「どっしりと構えた存在感」を遺憾なく発揮し、さらに「お笑いのセンス」も発揮しまくってますね。これでこそ、安蘭けい。
今日は聴かせる感じにどの歌もなっていたので、堪能しました。
でもやっぱり歌に関しては、技術的に追いついて無くてもあすかちゃんやちえの方が歌が好きですけどね（個人的な好みの問題です）。
この役はトウコさん以外誰が出来るのか！？と思わせるぐらい凄いです。さすがだ・・・。やってくれるぜ、安蘭けい。
あすかちゃんのマルグリットは、超お気に入り！！
コメディ・フランセーズの花形である気高さと、夫を裏切りながらも夫の愛を疑うその二つの心情をきっちり演じ違和感なく表現しているのがいい。
下手すりゃ「私が夫を裏切っているのがばれているから愛されない？」なんて方向に流れがちなのを、そういうウジウジした女性ではない（＝女闘士だった剛胆さを持ち合わせている）というのがわかるし、そういう女性だから、「パーティで気分が悪くなった振りをして手紙を盗み見る」等という大胆さも納得できるんだよね。
ってかいたけど、パーシー（＝夫）を裏切ってないか。でも誰かを窮地に追い込むことを必要以上に負い目に感じる人もいるので、そうならない強さをもっている・・・ってことで。
たぶん、マルグリットの歌で一番多く泣いてたと思う。歌もいいっす。本当に。
んでもって、ヘタレで愛すべき悪役ショーブラン：レオン君。
ツボなのはイギリスでの皇太子主宰の晩餐会での歌と台詞の言い方！
もー、いかにも「悪役！！」って感じで痺れます（悪役大好きだもん）。あそこだけでもいいから、おかわりさせてくれ～～～。DVDなんか手に入れた日にゃあ、そこだけ毎日リピートかもしれませんｗ
もう、大好きすぎて２回目の今回は食い入るように見ちゃいましたよ！彼を。
ちえファン増えそうだね、今回で。それぐらい、凄く良い出来です。
あと、やっぱりシャルル役の研２ちゃん、水瀬千秋。
研２とは思えぬ堂々たる舞台姿。真っ直ぐな少年をしっかりと演じて話のキーパーソンになってます。
普通、娘役が小公子をやると女の子っぽさが残るんだけど、良い意味でそう言うところもなくて、ちゃんと「少年」として存在してるのがいい。
でもたぶん、お嬢さんに変身すると見分け付かないかも知れない・・・。もっとガン見しとけば良かった～。
鞭２回でぶっ倒れる貧弱なアルマン（和凉華）と、しっかり者のマリー（夢咲ねね）の組み合わせは「アルマン尻に敷かれるな～」と思ってみたり、遊び人なパーシーの仲間達は「今更そんな奇抜なカッコしたら余計疑われるだろ～」的なところがまた面白かったりで、結構見終わった後も色々楽しめます。
まだまだ公演期間がある時点での総括になっちゃいましたが、９月は日生があるからしょうがないっす。良い演目をかぶせないで欲しかったな～。
ランク的には（ランクを付けるのあんまし好かんが）「いい物見ちゃった♪」って感じです。見る人を選ばない（はなっからミュージカル嫌いは除く）のでお友達を誘っての観劇としては安心です。
