1週間ほど前に見てきました。
原作ファンとしてはどうなる事やら、と心配していたのですが良くできてました。
落ちがもう、ありきたりすぎますがハッピーエンド(?)なのでまあいいかと。
感想としては、「男女逆転を現実にするとこうなるのか」という感慨がございました。それを見られただけでも良かったかなぁ、と。
ただ、BLがガッツリ出るので男性にはお勧めいたしません。
男同士の恋愛だって平気さ!!!という男女にはお勧めいたします。
そして、配役が絶妙というか皆様はまり役で素晴らしかった!!!この役者を見るだけでももう一回見ても良いですよ。
以下ネタバレ注意です。(といっても、完全ネタバレはしません)
とくに良い味出していたのが阿部サダヲさん。美男子ではないですが、いい男です。大奥の男の悲哀を淡々と語りつつ、最後に水野を思って怒りを爆発させるシーンは胸を打ちました。
やっぱり良い役者だ、阿部サダヲ。
主役も脇役もできる役者って大好きです。
そんでもって、藤波の佐々木蔵之介さんと松島の玉木宏さんも中々曲者でして。いい人ごかしの悪役をバッチリ爽快に演じておられました。
女性陣も男性の役を担うという立場を確りと演じておられ、素晴らしかったです。柴咲コウさんってあまり知らないけど、なかなか堂に入った吉宗役でした。何気にお気に入りは加納久通の和久井映見さん。暴れん坊将軍でいうところの「じい」ですが、そんな風情のちょっととぼけた感じがなかなかの物でした。
それと、水野母でしょうか。印象に残る強き良き母でした。
白羽ゆりちゃんも登場していたわけですが・・・すまない、感想を述べるほど認識できなんだ。
その他、衣装とかも良かったしセットもそこそこちゃんとしていたので見ていて不快にはなりません。キチンと作り込んであって、良かったですね。
派手な感動や良さはないけれど、染みいるような良さのある映画でした。
え?二宮君?
良かったにきまってるわけですよ!!!
今更書くことでもないですよ(笑)
これだけ主役級の脇に固められても、バッチリ主役で居られるってのは中々大変な事だと思うけど、食われもせずにやり通しておりました。ジャニーズ恐るべし。
しかも、前髪を落とさないことも出来たはずなのに、あえて月代細曲げ勝負でもハンサム。ジャニーズ恐るべし。
ジャニって良く勘違いされるけど、面だけじゃない男の子もキッチリ入ってるんだよね、グループの中に。草彅君とかいのっちとか。にのってその中間くらいかな。めっちゃ美男子!!!ってわけでもないんだよね。でも、カッコイイ。かわいい。
女はなぁ、面なんだよ、しょせん。アイドルなんかは特に。この子顔はイマイチだけど・・・ってのはあまり聞いたことがない。
それはともかく。
水野役ににのってのは上手いな~と思った。あんまり美男子過ぎると吉宗は手を付けないからなぁ・・・。
脇も含めてキャスティングが絶妙すぎるよ。ほんとに。
そんなわけで、「1800円返して下さい」とは思わなかったので、及第点。
なかなかよかったです。はい。
もっかい見ようかなぁ・・・。