どうやら不評だという噂を聞く本作品。
そんなに悪くないよー、と思っていたら大劇場はグダグダだったらしく納得。東京へ持ってくる前に大分打ち直ししたようで・・・。アカン子やってんな原田。
ちなみに、前回今回とどうしても気になっていたのが戴冠式および閲兵式のときのリリホルン(近衛隊長)の行進時の右腕が曲がっていること。
軍隊において、行進時に振る腕は絶対と言っていいほど曲げません。見苦しいのです。
手を広げる場合は、肩から指先まで一直線に。
今回の行進方法であれば、握った手の甲を上にして、振り上げた時は脇と腕が90度で肩から手の甲まで一直線になるのが正解。
で、じつは閲兵式の下級生の兵隊さんは、ほぼ合格なんです。肩まで手の甲が上がってない生徒さんもいますが、腕は曲がっていません。
そんなわけで、おそらく本業の方か詳しい方かに指導してもらったときに、まーくんは忙しくていなかったのではないかと妄想いたす次第。
だってさー隊長なのに見苦しいなんて、軍隊好きとしては許せない所業ですよ。最近、敬礼がみなさん美しくなってきたと思ってたのに。残念過ぎる。
見るとこ違うよ、ついでにもう一つ。
ネタバレなんで、一応隠しますね。ごらんになる予定で、ネタバレを読みたくない方はお立ち去りくださいませ。
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最後の暗殺のシーンで、グスタフ3世の側近?の貴族たちが階段上に立って周囲を警戒しているんですが、基本にのっとって、しっかり警戒しているのは
バハトマイスター(蒼羽りく)ただひとり!
彼だけは、首を動かしてきちんと周囲を見回しているのですが、他の貴族は目が動いているだけ。首が動いても若干。
そんな動きで警戒できるのか?
暗殺されたやないですか!!
え、そのために警戒しなかったの?
忘れちゃったんですが、暗殺者が入ってきた時に反対側から誰かが来てて、全員の注意がそっちにいっちゃったんですよね。それで誰も暗殺者の動きに気付けなかったわけなんですが、そのことについても、りく君しか動きがないので分かりにくいんです。
まあ、警護のプロなら全員が同じ方向に注意向けるなよって話ですが(笑)
だって、軍服着てたんだから軍人でしょ?王様守るのも役目なんでしょ?違うの?違うんだったら高所から警戒するとかややこしい演出止めなさいよ。
こうなると、蒼羽りくがどこでそんなプロの動きを覚えたのかって話で。SPとか選挙の時の池上特番(SPの特集があった)でも見たのか?
何にしろ、役作りに真摯に取り組んでる姿勢がうかがえて感動でした。
ショー、大好きで今回も堪能いたしました~
色彩が好きだし、テーマも一貫してるし、そして今回気づいたのがコーラスの宙組をちゃんと表現してるなーって。
もちろん、ダンスもいいんだけど、やはり古くからの宙組を見てきたものとしては、宙はコーラスなんですよね。
ただ、ちょっとテルさんの恰好がフェミニンなのが多かったかなーなんて。まあ、似合うんですけど。そういうタイプですけど。(ロングヘアの貴族が似合う系)
あと一回見られるかもしれない(見れないかもしれない)ので、見られるといいなー。
今回ツボなんですよー。
これでテルキタ見納めってのも寂しいかな。昔は見てなかったから、もっと宙で見たかったなぁ。