さてさて、エライ大問題になっている久間防衛大臣の「原爆『しょうがない』発言」。
テレビじゃみんな、
あれで戦争が終わったんだという頭の整理で今、しょうがないなという風に思っているところだ。
の部分しか流していないけど、
米国を恨むつもりはない。勝ち戦と分かっている時に原爆まで使う必要があったのかどうかという、そういう思いは今でもしているが、国際情勢、戦後の占領状態などからすると、そういうことも選択としてはあり得るということも頭に入れながら考えなければいけないと思った。
という後の部分があるんだな。これがくっつくと、テレビや野党が攻撃している部分がちょっと馬鹿馬鹿しく思えてくるね。たんなる揚げ足取りじゃないの?
私、一回だけ後の部分がテレビで流れているのを見たので、その後のマスメディアの報道の仕方なんかに疑問があって、全文を探したらみっかりました。
まあ、新聞記者さんのブログだし、間違いはないかと思います。結構長い文章だったのね~。
なんつうか、個人的な感想とすれば理解できるんだが、防衛大臣という立場でこういう事言っちゃうとちょっとなぁ。無名のオッサンがブログで発言してるんならまだしも、防衛大臣だぞ~。思ってても口にするなよ。戦略分析したとしても、原爆は軽々しく発言しちゃだめっしょ。
だから、非難するのは別にかまわんけど、非難するなら全文を考慮して非難しないとイカンのでない?別に両手放しでアメリカのやったことに賛成しているわけじゃないし。『しょうがない』だけをあげつらうのは、頭悪すぎやしない?
でもま、ほーんと、『勝ち戦と分かっている時に原爆まで使う必要があったのかどうか』っていうのはあるね。
私は、久間さんとは別の意味で『しょうがない』と思うんだな。
最新兵器を手にしていて、兵器が兵器である以上は戦争中にしか使えないわけで、もう、戦争が終わってしまうって言う時期に完成してしまったら・・・。
理由をこじつけてでも実戦投入して成果を試そうと思うのが、どうしようもない愚かしさであっても人間として取りうる行動でしょう。なにしろ、被害に遭うのは自分たちじゃないんだから。敵国の人間(いや、人間とさえ思っていないかもしれない)なのだから、良心の痛まない人間がいてもおかしいことではない。
結局のところ戦争そのものが最新兵器を開発させ、悲劇を生み出すんだよね。
戦争だけはいやだなぁ。