珍しく年始に姉妹二人とも実家にいたために、元旦から４日まで自分のアパートの郵便受けを確認できませんでした。
帰京して郵便受けを覗いたら、どうも年賀状の数が少ない。
うちの母親が１２月１７日に既に投函したという絵手紙年賀状がない。年末に会った友人が送ったという年賀状もなく、いつ投函したか確認をしたら２５日までには確実に投函したとのこと。
うちの妹も来るはずの人の分が来ておらず、変なのはショップ系の年賀状が一枚もないこと。妹はショップ店員が手書きメッセージを入れてバーゲン告知の葉書を送って寄越すぐらいお得意様になっている店が数軒あるんです。そういう所って、必ず元旦に着くように年賀状を出すじゃないですか。それが全くない。
決定的におかしいのは、元旦配達分に必ずついてくる郵便局からの挨拶のチラシがないこと。
考えられる可能性は
１ 郵便事故で元旦配達分が届いていない
２ 元旦分の年賀状が盗まれた
の二つ。
うちのアパートは郵便受けに鍵をつけていないので。本当は付けたいんですけど、どの世帯も付けていないし、管理人さんが無駄なチラシを排除しているのを知っているので、そのご厚意をムゲにするのも嫌なので、ストーカーでも出ない限りは付けない方針にして居るんです。
とりあえずは、郵便局へ問い合わせるしかない。幸い土曜日は窓口が開いていたので電話をすることにしました。
今はどうか知らないんですが、民営化前は郵便監察制度という郵便の警察と言うべきシステムがありました。郵便局内で行われている不正犯罪に関しては、いわゆる警察が捜査する権限が無く、郵政監察官が捜査を行うことになっていたのです。
で、その場合、郵便受けに届けられる前の捜査権は郵政監察官、届けられた後の捜査権は住所地を管轄する警察が持つんですね。
民営化してからどうかまで知らないんで、とりあえず問い合わせして確実に届けたのであれば、警察に相談するしかないなぁ、と考えてました。届けていないのであれば、郵便局で探して貰うしか方法がないわけなので。
そこまで考えた上で電話したところ、「当日配達した者に確認して折り返します」となり、
「さすがに当日は配達量も多く、記憶にないとのことでした。その辺りをいつも配達しているベテランですので、間違いはないかと思うのですが。
普通郵便ですと、探す手だてもございませんし・・・」
との回答が帰ってきました。そりゃねぇ、覚えてるわけないよなぁ～。普通郵便が追跡できたら特別料金取って「配達記録」の郵便なんかつくらないよな。
なにしろ、大好きなあひちゃんの年賀状が無くなっちゃったかも知れない、と言う思いもあったので、半泣きですよ。でも、分からないものは分からないんだししょうがない、と思い、
「前は監察制度がありましたよね？今はどうなってるかわかんないんですけど、郵便受けに届けていなければ、そちらで調査していただくしかないと思って問い合わせたんですけど。届けていることがはっきりすれば、警察に行こうと思っていたんですけど・・・
わかりました、アパートの管理人さんが同じアパートに住んでいるので元旦当日のお話を聞いてみて、警察に相談します」
と言って電話を切りました。
そしたら、夕方に来ましたよ！！！
郵便配達の兄ちゃんが元旦分の年賀状を持って！！！！！
「申し訳ありません、局を探したらありました」
(#ﾟДﾟ)ｺﾞﾙｧ!!
まあ、本当に申し訳なさそうに謝ってくれたんで、あまり嫌味も言わずに、けど、たかちゃんの年賀状が折れていたこともしっかり苦情を言って終わらせました。
ちなみに、あひちゃんの年賀状は元旦には届いていないらしいです（笑）
お稽古中だっただろうし、あひちゃんのお礼状はいつも丁寧だから２５日までに投函できないよね。
でも、たぶん「あひちゃんの年賀状が無くなったかも知れない！！」と言う思いがなかったら、郵便局に電話したり監察制度の事思い出したりしなかったと思います。かなり必死でしたもん（笑）
もし盗難だったとしても、なんの財産的な価値はないものだけど、本当にお金に換えられないものですよね、信書って。
あひちゃんの年賀状じゃなくったって、友達からの近況報告入りの年賀状楽しみにしているのに。それぐらい大事なものなんだからちゃんと扱って欲しいです。
ちなみに、Wikipediaによると、郵政監察制度は廃止されて郵政監察官の司法警察権はなくなったそうです。
ということは・・・私が警察に被害届を出したら郵便局に最悪の場合は強制捜査が入っちゃう可能性もあるって事かな？
（さすがに、たかだか年賀状でそんな事しないだろうけどさｗ）
まさか、私が警察行くって言ったから必死で探したんじゃないだろうな、○○郵便局よ。
