見てきました！噂のスカーレットピンパーネル！！
で、正直なところを言えば・・・
「『スゲー！！』って言うほどでもないなぁ。☆新感線の方が凄かったなぁ」
です。なーんかどうも全体的に薄いんですよね。
いや、良いか悪いかで聞かれれば絶対的に「いい」んですよ。
ショーブラウンがおのれの素性を歌い、マルグリットが民衆のまえで「ひとかけらの勇気」を歌ったとき、その他場面場面で自然と涙が零れるぐらい素晴らしいんです。
なのに、全体的に迫り来る物がない。
おやおや？と思っていたら、同行していた天さんが
「テンポが早すぎる、緩急がない。オケの演奏が平坦すぎるんだ」
と仰るので、合点がいきました。言われてみれば緩急がなかった。そのせいで溜めてワッと吐き出す事も出来ずにずっと出しっぱなしの感じだから、全体を見ると「薄い」「印象に残らない」作品になってしまった感じ。
ムラで見た人達が、こぞって褒め称えはまりまくっている状態を見ている（読んでいる）ので、オケの違いでこんなにも印象が変わるのならば、ムラのオケを連れてきて欲しいです。
今回、目を惹いたのはレオン君かな。
悪役ですよ悪役♪（(ﾟДﾟ)@謎 は悪役大好き）
歌が上手になっていてなかなか良かったし、あひラールに比べたら若干重みが足りないけど十分にマルグリットを脅かす存在として申し分なかったです。２番手には若すぎると思ってたけど、全然そんなことを感じさせないですね～（これは前からか）。
あと、実はトウコさんの歌って余り好きじゃなかったんですよね（言っちゃった）。ショーで聞く分には上手いし良いんだけど、ミュージカルで歌うとどうも違和感が生じるんです。
たぶん、歌が上手い分「私は歌が上手いでしょ？」という部分がミュージカルでは浮いて聞こえるのかな～と。
それが今回、ほとんど無かったです。作品の中で悪目立ちすることがなくしっくり合っていた。ただ、ちょいね、まだ胸に来る物がなかったかなぁ。あすかちゃんやレオン君の方がその分は良かったように思います。こればっかりはストーリー展開の有利不利があるかも知れませんが。どっちかというと、力強く勇気づけるような歌と状況の方が多いですからね。
でも、パーシーは「安蘭けい」じゃないと出来ない役ですね！！
あんなに変装して違和感が無くて、変装の声のまんま歌える人ってそうそういないでしょう。
ちなみに、ショーブラウンに衣装を提案するアドリブ場面は
「ラインストーンの入ったランニングに短パンを着て、はい（バトンを渡す振り）はい（少し下目でバトンを渡す振り）銅メダル（さらに下目でバトンを渡す振り・場内大笑い）」
でした。絵を描いて貰うときのポーズもアドリブらしいんですが、きょうのは
（「あっちゃんかっこいい！」）しゃきーん
のオリエンタルラジオのあっちゃんかな？と思ったんですがどうでしょう？何でしたらガンプラで再現を・・・（いらんわい！！）
ま、そんな感じで。
感心したのは、視覚的に「フランスの場面は暗めの色彩・衣装」「イギリスの場面はパステルカラーを主体に明るい色彩・衣装」と使い分けて、台詞に説明を加えることなく理解させているところでしょうか。
しかし・・・スカーレットピンパーネル団のあの皇太子の晩餐会に着ていった服装は・・・（笑）
凄い微妙な悪趣味とハイセンスｗの綱渡り的なﾌｧｯｿﾝですね(^_^;)
あんな衣装作るの宝塚ぐらいだよ～素晴らしい！！
とりあえず・・・来週も見るからオケを何とかしてくれぇぇぇぇぇぇ！！！！
生徒が可哀想すぎるぞ！！！！！
ものすっげー期待してた俺も可哀想だ！！（ｵｲｺﾗ）
オケを除く作品としては、良いです。二重丸です花丸で「たいへんよくできました」です。一度見た方が良い作品認定です！！
来週がたのしみだにゃ♪
