あらすじを読んだだけですっかり読んだ気になっている源氏物語「宇治十帖」w
いま、手元に資料のない状態でまとめてみるという暴挙に出てみました。
はい、以下ネタバレ~
↓
えっと、ようするに宇治にいる八の宮の娘に大君という女性が居て、匂の宮も薫もその娘に惚れるわけだ。んで、大君を取られたくない薫は匂の宮と大君の妹・中君をくっつければ大君は自分の物になると思い、そのように計ったところ、成功するわけだな。
しかし、匂の宮が身分が高くてなかなか宇治に通えず、薫が宇治へ行くようにし向けるも一行の数が多くなり仰々しくなってしまったために中君の元に行けなかった。姉妹は「あのプレイボーイの宮様のこと、目と鼻の先に来てお寄り下さらないとは、もう私に気がないんだわ」ってな誤解をしてしまい、その事を気に病んで大君は衰弱して死んでしまう。美人薄命だな。
さてさて、ここからが浮舟の登場。大君を忘れられない薫は中君に言い寄るのだ!
困った中君は、腹違いの妹・浮舟が居ることを打ち明ける。宇治でその腹違いの浮舟を見た薫は、大君に似た浮舟に思いを寄せるのだった。
浮舟は縁者である中君のもと=匂の宮のもとへ身を寄せることになり、ここで匂の宮は浮舟の姿を見て懸想する。
なんだかんだとあって、浮舟は情熱的な匂の宮と誠実な薫の間で揺れ動き、薫に匂の宮との関係がばれたのを機に入水自殺を図るのだった。
辛くも命を取り留めた浮舟だったが、助けられた横川の僧都に頼んで出家した。薫が浮舟を捜し当てた。横川の僧都もそのような事情であるなら出家させるのではなかったと後悔し、説得するも聞き入れない。薫が「母の面影を思い起こすだろう」と浮舟の弟を使者に立てて戻るよう説得するものの甲斐なくおわった。
ということで~、おそらく本公演では「なんだかんだとあって」の「なんだかんだ」の部分を中心にするのかな?と思います。
しかし、中君と匂の宮の間を取り持ちながら、大君が死んだとたんに中君に言い寄る薫も薫なら、薫になりすまして浮舟の元に行っちゃう匂の宮も匂の宮ですよ。男達がエライ勝手に思えますね。平安時代ってこんなもんなのかな。
それにしても、主人公は薫だったんですね原作は。
でも、確かにイメージ的には匂の宮:アサコさん、薫:霧矢さんですよね。いや、アサコさんが不実と言うんじゃなくて、プレイボーイ的な垢抜けた格好良さがあるし、霧矢さんは誠実な硬派の格好良さがあると思うんですよ。わたしは。
それにしても・・・二の宮の出番はぜんっぜん!無いんですけど・・・横川の僧都の方がよっぽど出番があるような・・・。大丈夫かしら(そわそわ)
信じてますよ!!大野先生!!(人><)オネガイ!!