昨日、放送された特別ドラマの「花いくさ」
祇園で伝説に残るほどの人気を博した芸妓・岩崎峰子さんの半生を書いた自伝を原作にしたドラマなわけですが、番宣の番組で原作者の岩崎究香(峰子から改名)さんが
ドラマのために、「峰子さんのための特別あつらえ着物」も貸し出している
と言うことを知り、着道楽の妹が力を入れて見てました。
うちは母と妹が着道楽で、母は着物も洋服も、妹は洋服を買うのが好きなんですよね。
成人式の振り袖も、私なんかは面倒で美容院を予約して着付けて貰うこともしないで20代を過ぎてしまいましたが、妹は大好きで大阪からわざわざ送ってもらって友人の結婚式に着て行ってます。
着物は保管が難しいので、手元に置かず母に管理して貰ってます。オカンはそのために桐を使用したタンスを持っている・・・。総桐ではなく、着物を入れる部分が桐のやつ。
で、ドラマですが、ドラマ自体の出来も良かったし、主演の井上真央ちゃんの演技も凄く良かった!!
さすがに舞の場面は硬かったけどね(^^;)
何よりも京都の言葉がたまらんかった~~~~!!!
「ああぁ!?」と関西人がむかつくようなイントネーションのおかしさも無かったです。京都人からしたら、もしかしたらおかしい部分があるかも知れないけど。
(大阪弁と京都弁は全然違うので細かくは分からないんです)
で、着道楽の妹。さすがに目端が利きます。私なんかは「あーええ着物やなぁ~。この合わせ素敵やなぁ~」ぐらいにしか感想持ってなかったんですが、
「あっ!!この着物、モノが違う!!これ峰子はん貸し出しのもんちゃうか!」
ってのを一個見つけるし。さすがに確実に分かったのはそれだけのようでしたが、言われてじっくり見ると、確かに他の着物に比べて正絹の艶や柄の細やかさ色の発色の良さが違う。でも、私なんか言われなきゃわかんない。
うちの妹さすが、と思ってたら最後の最後のカットで
「うわぁ!!紅型やぁ!!!」
すいません!ビンガタってなんすかっ!?
不勉強な姉は妹に教えを請うと、琉球の染め物との答え。はぁ、さいでっか。大島紬とかと同族か?(地方の伝統染め物という意味で)
一目見てわかるってのがなぁ・・・。
妹は絶対、母親と同じ道をたどって和装も道楽しそうだなぁ。今は洋服で手一杯でも、結婚したりして落ち着くとわからんな。
着道楽 いつのまにやら 着倒れか
おそまつ様でございます。
着道楽なさりたい方は、岩崎究香さんのサイトで和装の豆知識なども紹介されているので一度どうぞ。