あひエルマー2回目。
今日はもりえルドルフバージョンでした。
これで、3人のルドルフを見たことになります。その感想はまた後で。
まず、ミルクがまた熱がこもってました。籠もっているんだけど・・・迫力がない。
これは、もしかしたらオペラであひちゃんロックオンだからか?と思って外してみたんですが・・・若干変わった程度でした。
2ちゃんで「音響が悪い」と言う話が出てましたが、そのせいもあると思いますね。拍手コメントでも、ムラではそんなに音響は悪くなかったと言うお話もありましたし。
今回、コーラスがとことん薄いです。
主要な役が薄いのに、更にコーラスが薄くちゃ・・・(以下自粛)
舞台にたぎる熱がないのよね・・・全体的に。
は!!これがもしや現代に則したニューエリザベートなのか!?
希薄な人間関係、淡泊な感情それこそが現代人の感覚!!
・・・・・・・・・・・・・だったら小池先生の胸ぐら掴んで「目を覚ませ!!」と言いたい。
違うと思うけどね。
んで、シシィとフランツってのは「ファザコンとマザコンの結婚」だと思ってたんですが、フランツの方があんまりマザコンぽくないですよね。それも、シシィが可哀想に思えない一因なのかもしれませんね。
シシィに対して甘えが少な目というか。フランツという人は、「優しい母」の愛に飢えていて、シシィにそれを求めている(と~び~らを~あけてく~れ~♪のシーン)と思っていたのですが、霧矢フランツは自立した立派な男がちゃんとシシィを愛しているように見えるんですよね。それにシシィが応えないので、何だかシシィの方が悪く見える気がする。
もちろん、それでもいいんですが、何というのでしょうか、愛情の歪みが生み出す闇が出ないのでトートが浮いてると言うんでしょうか。闇につけ込んでトートって出てくると思ってたんですけど。解釈間違えたか?
とまあ、そんなことをぼんやり考えながら、もりルドくんですよ。
もりえのルドルフは、正義に燃える若者のように見えました。熱いッス!!
そして、アヒルドが父に認めて貰いたい息子、みりルドは父と対立する息子だとしたら、もりルドは父を説得する息子ですね。
しかも、強そうで革命を成功させそうな雰囲気満々なのがちょっと欠点なんですが、一応不安も感じるし迷いもする弱い面も見せる。そして、父に王位継承権を剥奪されたときの落ち込みようから、母への懇願がなかなか胸を打つ必死さなので、みりおほど「死ななさそう」という矛盾は感じませんでした。
闇広も、ハプスブルクを救うために行動を起こそうと言うのは自発的なのだけれど、トートに間違った方(と言っていいのかな?)へ導かれてしまった、と言う風に見えましたね。
その辺はやはり場数を踏んでいるし、役についての考察に関しても先輩なだけあるなぁ、と思いました。
思うんですが、もりえってゲルマン民族系の顔立ちじゃないですか?
よく、みりおが一番皇太子に相応しい容貌のように言われますけど、実際にはオーストリーの皇太子としては、もりえの方が正解かも知れません(正解ってなんだよ)。みりおはフランスとかだな。あひちゃんはイギリスかな(笑)
何気にもりえルドはお気に入りです。こういう解釈もあって良いと思います。
評価が低いのは、やっぱり強そうに見えてそれが先入観になって後の演技が入っていきにくいのかな?と。
基本はアヒルド、バリエーションとしてもりルド、と言う感じでしょうか。
話としてスムーズに見られるのはやはりアヒルドかな。
あひエルマーですが、オペラでガン見なのでアイコンタクトとか分かりずらい。アイコンタクトが見たくて、必死にオペラを上げ下げしていました(馬鹿)。
シュテファンがみりおだと、やっぱり「弟」みたいな感じなので頼るのはジュラやツェップスなのかなぁ、と。もりえがシュテファンだと、シュテファンがガッチリ脇を固めてるぜ!という安心感があって、エルマーも頼りにしていると言う感じかな。
両方とも、違いがあって面白いですね。
あと、もりルドが手を取るということで、エルマーは「誠実そう」な人に見えました。
もりルドが仲間になるなら、まず誠実さが必要になるんだな~なんて思ってみたり。
誠実で強くて優しい色男・・・・。
なんて完璧なのよ!!(ハイハイ)
関係ないですが、ヒゲをつけて出てくる最初の場面のダンスで、キックする振りがあるのですが、そのキックが私大好物でございます。腹立ちの気持ちがキックに表れているようで。でも、スマートなの。うっとり(ハイハイハイハイ)
なんでDVDにエルマーヴァージョンが無いのかしら!?あったら絶対買うのに。
そんなこんなで、所持しているチケットはあと1枚。それ以降は運を天に任せるしかありません。
まだまだアヒルドもあひエルマーも見たり無いよぅ!!