謎のブログ

謎の生物(゚Д゚)@謎が書く謎のブログ。気の向くまま風の向くまま。

『ロシアン・ブルー』-魔女への鉄槌-/『RIO DE BRAV!!』(雪組 東京宝塚劇場 9月19日15:30公演)

 行ってきました、期待大の新鋭大野先生の本公演2作目(だよね?)!!

 いつもの通りいつものごとく、雪組さんはよく知らないので各生徒さん個別の感想はナシね。

 どれくらい知らないかというと、

「あの、悪役、組長さん?」

「組長さんは休演だよ。ハマコさん」

「え!?あれ、ハマコさん!?」

と言う会話を友人と交わすぐらい知りません。更に言うと、

「あのさ、スパイで最後に情報を受け取った子だれ?」

「(パンフレットを広げて)この子(指で名前を隠すように指差す)」

「ごめん、指のけてくれないと名前が分からない・・・」

 はい、顔だけでは名前が出てきません。それぐらい分かりません。ちなみに緒月遠麻くんだったかな?(違ってたら済みません)

 で、ロシアンは

楽しかったーーーーー♪

です。久しぶりに見た後の後味がスッキリしてて良かったですね。

 コレと言ったインパクトはないけれど、見ていて楽しいので飽きないし、ニャンコ達は可愛いし、歌の上手い人には歌わせて魅せると言った演出が嬉しい。

 本当はもっとベタベタにドカンドカン笑わすものかと思っていたので、その点では不満が残りましたが、関東ではこれぐらいが引かれなくてベストなのかもしれません。

 大野先生Good job!!ですね。

 水さんが呪文を唱えるところが、「舞風りらりら、白羽ゆりゆり~」で二人が来てるのかな?と思っていたら、ユミコさん(彩吹)が

ゆ「それは呪文じゃないでしょう」(だっけ?)

み「娘役トップになれる呪文」(だったっけ?)

ゆ「私も娘役トップになれるでしょうか」(でしたっけ~?)

みたいな会話になって大笑いでした。たぶん、妹メイドの大月さゆちゃん(だよね)に「君も」みたいな振りがあったのか、さゆちゃんが後ずさりながら両手を前に突き出して手を横に振りながら辞退してましたね。

 ・・・さゆちゃん、呪文となえちまえよ・・・

 ちなみに、メイドちゃんは蛇を探しながら

「お兄様が娘役になりたかったなんて知らなかったわ」

と申しておりました。

 どうやら、媚薬を作る呪文の部分はアドリブのようですね。リピーターには嬉しい演出ですね~。ここら辺の台詞は「ナナメにヅカ眺め」さんが詳しいです。

 とにかく、各生徒さんの見せ場がちゃんとあって、あっちこっちで

「この子だれ~~~~」

「この子はなんて子なの~~~」

と思うところがいっぱいありました。雪組ファンにはたまらんでしょうね。

 私と同類の方はプログラムを購入の上、2回ぐらい観劇して雪組の生徒さんを思う存分チェックしてね。割とそれぞれの生徒が目立つように演出しているので役名(役所)と生徒名を覚えておくと分かりやすいです。

 私のように、後で公式の配役を見るんじゃちょっとわからんです(笑)

(私は劇団の回し者か!?)

 言ってる割には、私はプログラム買いませんでしたけどね。でも今回は買おうかと思ったぐらいです。

 あと、音楽がはじめはチャイコフスキーのような大地の匂いのするロシアっぽい曲で、アメリカ人がでてくるところでは思いっきりアメリカな曲を使ったりと、音楽でも米露の色がでているところが所々あって良かったですね。

 それと、共産主義的ないかにもな軍隊の動き(現代だと北朝鮮の軍事パレードの感じを思い起こすと良いかも)に近づけるべく苦労して努力していたのが良く分かりました。でも、やぱりホンモノの共産圏の軍人さんのようには動けないもんですね。

 堅さのソビエト連邦、柔らかさのアメリカの対比が見事でした。

 いやいや、ほんと、もう一回みたいぐらい面白かったですよ。

 通常公演でもいい作品作れるんじゃん。

 大野先生の次回作も期待です。

 

 ショーですが、こちらも楽しかったです。

 ただ、もっとパッションが前面に出てくるのかと思ったのですが、雪組カラーなのかわりとスッキリさっぱり風味で日本人向けのように思いました。

 ねっちょりとした濃さはないので、宝塚初観劇の人にも安心してみせられるのではないかと・・・。

 まあ、そこが物足りない感じでもあるのですが、気になるほどではなかったです。

 ここでも、プログラムを見ながら生徒さんの確認をしたくなる場面多数。

 雪組の生徒ってこんなにも魅力的な子がいたのかー、と思いました。

 見せ方がいいんだね。下手すると3番手以下は演出によっては埋もれますからね。どんな良い原石でもね。

 一貫してブラジルから外れないテーマで流れるので、ショーにありがちな「???」な演出はありません。・・・なかったはずだ。

 さて、問題のポンポン。

 両側のお客さんが持っていましたが・・・

全然踊らず∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

 立ち見なんだぜ、後気にしなくて良いんだぜ!?

思う存分踊ろうよ!!

 ポンポン持ってない私が踊るのも何だか変で、私も途中で止めちゃったよ・・・。

 雪組ファンの皆様、後・左右に迷惑にならない程度に楽しく踊りましょう。水さんが一生懸命「右・左!」と教えて下さってるのですから。

 ポンポンの出番が本当に一瞬で、最初はどうかと思ったんですが・・・あの一瞬ぐらいの長さが限界なのかもしれない、宝塚は。

 まあ、公演も始めの方だからまだ様子見の人も多いのかな?これからどんどん、ノリノリになっていくと良いですね。

 ポンポンは、お祭り大好きな方は必須です。

 私は買っていなかったのをかなり後悔した(そこまで!?)。

 お祭り好きだもん・・・何気に。

 

 最後に、新しい娘役トップさんは歌が弱いですね。

 カネコネとは言われてますが、どっかの超抜擢よりは随分とマシです。

 押しが弱いのはまだ成り立てだし、そのうち何とかなってくるでしょう。

 後は歌が良くなるといいでしょうね。

 

 通常公演ですが、この公演は外れませんね。

 絶対見ろ!!と言うほどではないですが、宝塚初見の人にも安心してお勧めできる公演だと思います。

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