謎のブログ

謎の生物(゚Д゚)@謎が書く謎のブログ。気の向くまま風の向くまま。

繰り言述べてもよろしいか?(かなり長文)

 昨日は時間のない中で最低限だけまとめたので、今日はダラダラと愚痴垂れたいと思います。ネガティブな意見を読みたくない方はご遠慮下さい。

 そして、昨日の記事の内容とかなり重なるので、時間のない方も時間の無駄になると思いますので、ご了承の上お読みいただければと思います。

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 今回のエリザベート、何だか入り込めなかった。

 ただの一度も泣けなかった。

 初演のDVDなんて号泣しながら観たというのに。他の組のDVDも観ているけど・・・各組それなりに満足のいく物だったような気がするんだけどなぁ。

 期待しすぎだったからだろうか、初演を美化し過ぎているからだろうか、座席が悪かったからだろうか。

 まず、オープニングから「薄い」と思ってしまった。圧が足りない。

 これはおそらく座席の関係もあると思う。B席の端っこだもんね。薄まっても仕方がない。

 そして、シシィ登場!

 初めは、可愛い声で「いけてるジャン」と思った。

 思ったが・・・段々段々感じる物の無さに腹が立ってきた。

 特に、初めの号泣ポイントである「私だけに」の前段でシシィがゾフィーに追い詰められていく場面。ゾフィーの低音歌唱に迫力がないことも手伝って、シシィが「ゾフィーに虐められて可哀想」という気持ちになれなかった。シシィにも追い詰められた状態からの飛翔がないので感動できない。泣けなかった。

 とにかくシシィにイライラしてしまって入り込めませんでした。こまったね。

 2回目はシシィ無視の方が良いのか?それとも良くなっているかな?

 

 コーラスの圧の無さも席がいいと違って聞こえてくるかな?

 「ミルク」も胸に来なかったのよね。もっと観客からミルクをぶんどりかねないぐらいの迫力が欲しいですね。

 

 あとは思いついたままに各役の感想など。

 ルキーニは、「あ、いたの?」と言う状態。だけど、キチンと仕事はしているので腹が立つこともなく、「よく頑張ったね」という感じ。でもそれだけ。

 期待しているから頑張れ~。自分の色を持て!

 

 フランツはさすがなんだけど、完璧過ぎかな。でも、皇帝だしそういうのもありだと思う。もしかして、こういうフランツもいいかも?と思うんだけど・・・それだと夜のボートが響かないのよ~~~。そこだけが致命的かな。

 いや~、ルドルフのオヤジなんだから多少気が弱くても、ヘタレでも良いんでないかと思うんだが。ヘタレ遺伝子万歳(オイオイ)。

 でも、完璧すぎる父に対する息子という対比はルドルフの悲劇性に拍車をかけて良かったです。あの父ちゃんだったら息子を理解できないよなぁ~。

 

 トート閣下は・・・自己陶酔しているようにも見えました。なんだかね、「シシィを追い詰めてる俺、カッコイイ!!」みたいな。

 が、それはそれで面白いと思いました。だってねぇ、よく考えたら追い回して追い回して「愛している」と言うんじゃなくて「愛してくれ」と思ってるんだもん。普通の思考じゃあり得ない。というか、人間がそれじゃあ、ただのいっちまったアンポンタンですよ(笑)

 悔しいけど、そんないっちゃったトートがかっこいいんですよ。だから可笑しくも見えないし、なんだか「黄泉の帝王ってこういう感じか」と納得してしまう。

 そして、現世に具現化したトート閣下は超絶カッコイイロックシンガーでした(笑)

 アイドル集団黒天使を従えて、歌っちゃうぜ!踊っちゃうぜ!ついでに革命も起こしちゃうぜ!!

みたいな(笑)

 なんだか、これが正統派のトートかと錯覚してしまいますがな。

 トップスター恐るべし。

 

 ゾフィーのあいあいは頑張ってますね。役がどうこう言う前に、あいあいが路線娘役だって事を知っていて、あーんな可愛いあいあいや、こーんな美人なあいあいを知っている者として、まず、彼女の役者魂を感じました。

 だからね、低音が出せない欠点があるんだけど・・・何だか許せちゃうんですよね。本当に良く演じていると思います。もう、ゾフィーが登場するとウキウキオペラでガン見しちゃいますよ~。あいあい頑張れ!!

 私は、娘役さんがかなりヨボヨボのおばあさん役をやっているのを初めて見たような気がします。(キレイで可愛いお婆ちゃんならあるけど・・・)

 メイクで額にしわを描いてまで老人に見せかけてて、動きでも表現して感心しました。そりゃ、役を振られた以上は全力でなりふり構わず演じるべきですけど・・・言うは安しですからね。

 あいあいが報われる日が来るといいなぁ・・・。

 

 もりえエルマーは質実剛健。非常に固い感じの男でした。うっかり革命成功させそうな力強さがありましたね。一人でも突っ込んでいきそうな革命家です。

 東欧っぽい匂いがしますね・・・なんとなくですが。

 

 で、アヒルド(アヒ+ルドルフ)ですが・・・。(文章長いわよ)

 出番みじかっ!!

 15分と分かっちゃいるけど、実際に見ると本当にあっという間で残念無念。

 必死にあひちゃんを追うので精一杯でしたよぉう・・・。

 感心したのは、先の記事にも書きましたがトートを見上げる視線ですね。

 初めは怯えているのに、トートを思い出すと目の色が子供の頃の瞳に変わるんですよね。そこに、ルドルフの純粋さを見て取れたのです。

 それにしても、

「不安で壊れそうだ♪」

のところで、

(いや、壊れるだろ、あんた)

と思わずにはいられない脆さを抱えたルドルフですね。

 15分と言う短い時間の間に、青年ルドルフの人となりを表現して更に人生の終演に向かう経緯を観客に伝えなければならないわけです。

 それを見事にやってくれました。

 伊達に年数重ねていませんね。さすがだと思いました。

 そして、やっぱりどう反芻してもトートが居なければ崩れてしまいそうなヘタレっぷりが萌えます。(萌えるな萌えるな)

 トートとの関係が鼻血ものですわ(間違った方向に走ってます)。

 アヒルドのヘタレ度もさることながら、トート閣下の楽しそうなお姿がもう・・・

( ̄ii ̄)プシッ

 は!!いけないいけない。そんな邪な心を抱いちゃいけないわ。

 あ、あと、パパの前でしっかりと立っていようとする努力が見えるようで、パパとの対峙も好きですね。

 この15分のために通えるわ!!

 チケットと時間とお金があったらね・・・orz

 ヴィジュアルも最高です。

 まごう事なき皇太子の品格を備えている上に、輝きも持ち合わせている。

 あひちゃん・・・やっぱり真ん中向きだよなぁ・・・。

 そんなことをしみじみと思いました。

 

 文句もブチブチ言いますが、それでもアヒルドと黒天使とゾフィーを見るためにだったら十分通えますね。くどいようですが、お金とチケットと時間があればですが。

 ただ、やはり作品としての評価はあまり高くは出来ません。

 特出というのであれば、もっと技術力のある生徒でなければ。

 タイトルロールの選びはもっともっと慎重を期して欲しいものです。作品全体の良し悪しを左右するのですから。

 あと、ルキーニも生徒の持ち味をキチンと推し量って配役して欲しいところです。3番手不在なのであれば、それこそルキーニを特出で他組から持ってきてもいいんじゃないかと思います。ま、まさおの勉強にはなっただろうけどね。だからま、月組の将来的には良かったのかもしれないけど。

(そりゃーアヒファンとしちゃ、ルキーニだってやれるわよ、と言いたいが・・・現実問題として多くの人からそうは思われないだろう)

(そう言いつつ、他組の特出できそうなルキーニ役者が思いつかんけど)

 ただね~、基本的に役が少ないから、特出で他組から持ってくるのは反対かな。

 それ以外は、それぞれの組のエリザベートとして違いを楽しめるのではないかと思います。

 

 いや~、書いた書いた。

 読みにくかったらごめんなさい。

 あんまりダラダラ長い文章好きじゃないんだけどね。

 たまには手の赴くままキーボードを叩いてみました。

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